コラム部屋

□アニメ感想4
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自分の手首って左手の方が柔らかいんだと知った稲糸です。
ってなことでアニメ感想にでもいきましょうか。

9:マジェスティック プリンス(以下マジェプリ)

今期のアニメの特徴としましては、なんと嬉しいことにロボもの枠が3つもあってくれました。

ヴァルヴレイヴ
ガルガンティア

そして今回の感想作品のマジェプリ。
どちらの作品も視聴しましたが、どちらの作品も個性がちゃんとしていて各作品の面白さのベクトルが違っていてとても充実したロボクールとなってくれていました。
なのでこの3作品に関しては単品作品紹介というよりも比較的な記事になってしまうかもしれませんが、そこらへんはご了承下さい。
んでマジェプリマジェプリ。

いやー面白い作品でしたね。
早速比較なんですが、マジェプリに関しては3作品の中で一番ロボアニメらしい面白さがあったと思います。
いわゆる王道作品。
盛り上がりべきとこで盛り上がり、笑うところで笑い、説明回は説明回でしっかりしているという(そして日常シーンのさりげない一言が不意に重い)。
質のよい王道作品はどんな邪道ものよりも面白いという基本的なことを示してくれた作品でした。
どうやらロボットもの作品の面白さを研究しまくったらしく、若干古臭い演出もありましたが、正直20代世代の私達にはどんぴしゃな表現だったので実に毎週安定してみることができました。
やっぱ平井さんのキャラデザアニメは私達世代には「お、面白い作品やってるぞ!」という目線で見れてしまいます。
多分今期3作品で一番スパロボに馴染む作品じゃないでしょうか(ファフナーとかナデシコとかの絡み早くみたいですね)。

そんなマジェプリがどんな話だったのか。
正直このブログ見てくれている方にもオススメしたい作品なので丁寧に書いていきたいと思います。

設定自体はある意味原点回帰の「宇宙人が攻めてくるから迎撃する」ロボアニメ。
ただそこで最新機体のパイロットとして選出されたのが、パイロット育成学校でも「残念5」と呼ばれていた残念な5人組のチーム。

イヅル
スルガ
ケイ
アサギ
タマキ

の5人の少年少女一人一人が主人公の物語。彼らはチームプレイこそは残念なものの、個人個人優れた能力を持っていたため専用機を与えられ、パイロット訓練生でありながらいきなり実戦を迎えることになる。
数々の戦いの中で苦戦しつつも、最新機体の能力と徐々に完成されていくチームプレイにより次第に友情と…ひっそりとした愛に満ちていくことになる。
また日常シーンがとてもお茶目なギャグシーンが満載であり、決して戦闘ばかりでなくキャラクターを楽しむことにも長けている。

ロボアニメとして見ればコミカルな日常シーンだし、
またギャグアニメかと思いきや戦闘シーンの作画とさりげないシリアスや死亡フラグみたいなシーンではらはらできるし、
またただ敵を倒すだけでもなく、「実はその敵の目的は…」みたいなバックボーンも秀逸である。

どの方面から見ても非常にバランスよく作られており正に

今のアニメ技術を使って、20代の心を撃ち抜くようなロボアニメ

を作ってくれた作品となってくれました。

…実は前評判ですと、サンライズ制作の「ヴァルヴレイヴ」や虚無玄が手掛けた「ガルガンティア」のほうが注目されてましたが、いざ蓋を開けてみれば一番王道で、慣れ親しんだ平井さん作画の「マジェプリ」が今期ロボアニメで最も見ていて安心したものだったかもしれません。
そんなマジェプリ。
1クール目は一応無事終り、平和な日常を暮らしつつもこれからクライマックスに向けてどうなるものかと、はらはらは2クール目がスタートします。

…今はまだコミカルですが、「ロボアニメらしさを研究した」って言ってるくらいだからこのほのぼのが一転して誰がが死ぬんじゃないかとひやひやな2クール目のスタートです。
これからも楽しんでいきたいと思います。

わわわわわわわわ。
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