コラム部屋

□アニメ感想4
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今年のポケモン映画の前売り券買ってきました。

大人一枚でな!

あーはっは…ってなことでアニメ感想にいきましょうか。

11:DD北斗の拳

…これまたコメントしずらい、っというか説明の仕方が難しい作品でしたw
とりあえずすっげー面白い作品で毎週見るのを楽しみにしてました。
前にも「漫画感想」の時に書いたのですが「DD北斗の拳」は漫画も買ってみているほど大好きな作品です。
デフォルメデザインされたケンシロウ、トキ、ラオウの3人が核戦争が起きなかった21世紀にて、大学生のバットのアパートに居候していろんな騒動を起こす物語。
現代人バットとケンシロウ達との世紀末価値観とのギャップを楽しんだり、他の北斗キャラも出てきて公式ではっちゃけたメタ、パロディをやってくれてるけど、北斗の拳を知らない人でも楽しめる素晴らしい作品です。
ネットスラングとかでも未だに北斗の拳のパロディは大人気ですので、そのブームに似合ったいい作品ですのでアニメ化になる際も楽しみにしていたのですが…

ですが…

漫画よりカオスはパロディになってるって誰が思ったか。

漫画の時点でも相当フリーダムだったのに今回のアニメのカオスっぷりはそれを超えるものがありました。
キャラ崩壊当たり前、ナレーターが視聴者の予想の上をいくメタメタしい発言ばかりして、原作でのシリアス展開はだいたい下らないシーンになっている。

…え…これは…著作者の原哲夫先生怒んないの…とか思いつつ、原哲夫先生が声優で出てきたり、アホみたいなEDの歌詞書いてたりどうやら全力公認だったみたいです。

「DD北斗の拳」とは、どうやらキャラデザは原哲夫先生がやられて、あとのメディア展開は各媒体で自由にやってね、っとのことのようです。
そーいや昔短編アニメでもありましたからねDD北斗。

にしても今回の30分アニメが一番カオスだっただろうな…

んもう一周回って慣れてしまっているくらい味の濃いカオスアニメでした。私のボキャブラリーが乏しいのが非常に口惜しい!もうお前書き物やるのやめちまえ!

んで気になったのでDD北斗の監督さんを調べてみますとね。

大地丙太郎監督

でした。貴方か。

大地監督といえば
「十兵衛ちゃん」
「レジェンズ」
「ポヨポヨ観察日記」
とほのぼのとした作品を書くのが上手いのですが、今回は超絶カオスな大地ワールドに北斗の拳パロディしてみたらこうなった、って感じでした。

キャラデザ自体は緩やかなのにやることなすこと毒やメタばっかですもん。
初見の人には「クレヨンしんちゃんかなにか?」と思われるタッチでまさかあそこまではっちゃけるとは思いませんでした。
最近のギャグアニメも割かし若者受けしそうなイケメンなデザインしているの多いですが、さすがに原哲夫先生がデザインしているだけあって現代にはない魅力的なキャラでした。
どんな人にもオススメしたい(ガチで北斗の拳好きな人はショックを受けると思うけどw)、頭の中からっぽにして楽しめる素敵な作品でした。

それでは最後に各キャラの紹介みたいのやって終りましょうか。

・ケンシロウ

一応DDキャラの中では主人公なだけあってか真面目なほう。バットがいない時にツッコミに回れたりさすが主人公なだけあって万能。そしてよく作品そのものに対する読者のツッコミとかもよくいってくれる主人公。大丈夫か(今更)。
またユリアに対して一途なとこは原作再現だけど、固執するとおばかちゃんになってしまうのはこの作品のご愛顧。
それと酒を飲むと性格が変わってチャラくなってコンビニの商品の秘孔とかついちゃう。無論そんな設定は原作にはないw

・ラオウ

自称スマイルの覇王。
原作では漫画界を代表するラスボスだが、大地監督の手にかかってしまえばただの元気なおばかちゃんである。
基本的にすごく憎めないいいやつ。
店長からは「ヌハハくん」と呼ばれ、トキにとっては普通にいい兄さんで、トウにはペロペロされる。そして原作以上に黒王号がいいやつである。
…あれ、こんなやつ北斗の拳にいたっけ?って感じ。
しまいの果てには平和を享受して
「ケンシロウ〜平和はいいぞ〜」
とか言って縁側でのんびりしている覇王さん。
ラオウ回では風邪をひいて目に写るものをなんでもユリアと勘違いしてしまうようになる(ただしトウは除く)。
その際にスッポンポンのシンをスッポンポンのユリアと勘違いして
「我が生涯に一片の悔いなし(笑い声)」
という。
まさかの声優さんも吹き出すおばかちゃんっぷり。そして半笑いの台詞もOK出しちゃうような作品。北斗にゃ笑顔が絶えないぜ!

・トキ

クズ役なおばかちゃん。事件が起きた時は真っ先に裏切ろうとしたり漁夫の利をつこうとしたり吐血してサボろうとしたりする。
あー知ってる、このキャラ原作だとアミバってやつですよね(すっとぼけ)。
…ああ…しかしなんで原作でいい人は二次創作とかになると腹黒役が似合うんでしょうか。
二次創作の七不思議。
声優の関トモが非常に良いメタアドリブをしてくれる。さすがベテラン芸人…じゃなかったベテラン声優さん。っていうかあれアドリブですよね?ね?(不安)
しかしDDのトキとラオウは普通に仲好し兄弟だったので、ある意味原作で見たかったものは見れた気がする。兄さん兄さん!

・ジャギ

このアニメでは数少ない原作再現。

ずばり忘れられる(ドヤァ…)

うう…ジャギ様…とか思いつつもDDだと寧ろ最も美味しい原作改編を受けていて、アイリを助けるために孤立奮闘する話は心にくるものがあった。
原作だと全く真逆なことしてるんですけどね。

・バット

漫画版と同じく超絶貴重なツッコミ役。
DDにバットがいないと世紀末というか会話のキャッチボールが死滅する。

・リン

大地作品にありがちなマイペース女子になる。かわいい。
かと思いきや最終回でまさかの活躍をする。
さすがは天帝…2期で期待してますね。

・リュウケン

CV神谷明…っておいw
本家ケンシロウがまさかのリュウケン役としてギャグ漫画のおじいちゃん役で出てきましたよ。圧倒的ギャグの馴染みっぷり。さすがです、神谷明さん、全く衰えを感じさせない素晴らしい声優さんです。
どっちかっつーとケンシロウよりキン肉マンでしたがw

・ユリア

本家ヒロイン…のはずなんだが、DDだとケンシロウ達の妄想の中だとかシンの人形しかほとんど出番がない。
生身ユリアが出てきたのはそれこそ2回くらいしかなく、そのためだけに声優、堀江由衣さんを起用する。うああああほっちゃーん!
どっちかっつーとモブのほうが出番の多いほっちゃんでした。

・シン

ケンシロウのライバル役として、ギャグ版になったら便利屋みたいに色んな行事に出てくるようになる。しかしアニメDDだと常にスッポンポン。
確かに原作での初登場シーンはスッポンポンだったけどさ…まさかずっとスッポンポンとは。
そして恐ろしいことに番組内でそのことについていっさいがっさいツッコミはない。バットですら、ナレーターですらツッコミを入れない。DD怖い。

・トウ

レイ、マミヤ、ユダと数々のキャラ崩壊を生み出したアニメDDにおいて一番酷かった人。
原作ではラオウを唯一愛した健気な女性。
DDだとただのラオウの勘違いストーカーに。しかも小太りで見た目にそぐわないギャル語を使っている有り様。
なんというか製作に一切関わってないけど、見ている側ですら原作トウに謝りたくなってくる。
しかしまさかのDDの声優は釘宮理恵さん。
くぎゅうううぅぅぅ!

…どっちかつーとメンタマル星人であるw

・ナレーター

本家アニメではなくてはならないハイテンションなナレーターさんでしたが、こちらではカオスなDDをゆるーい神の声でツッコミまくる。
視聴者が予想もしないボキャブラリーでツッコミを入れるので常に気が抜けないレベルであるw
時々手を出してくることさえある。なんだったんだ、一体あのナレーターはw

ってな感じで。
文字数もそろそろすごいことになってきているのでそろそろ終わるとしましょう。

いやー北斗の拳好きになって本当に良かったですね。

オワッタ!
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