コラム部屋
□アニポケ感想5
19ﾍﾟｰｼﾞ/38ﾍﾟｰｼﾞ
それでは今週のアニポケ感想にいきましょう。
第69話「湿地帯の戦い！ ヌメルゴン対フラージェス!!」
あらすじ：旅の途中、とある湿地帯に立ち寄ったサトシたち。なんとそこは、ヌメルゴンの故郷だった!! かつての仲間たちと再会し、うれしそうではあるものの、どこか様子のおかしなヌメルゴン。そこへ、湿地帯の支配者フラージェス率いる軍団が攻め込んできた!? 仲間を守るため、故郷の平和を守るため、ヌメルゴンが立ち向かう!!
――――――――――――――――――――
ヌメルゴンバイバイ回の前半。
まだ後半にならないと分からないですがEDにヌメルゴンの姿もなく（代わりにオンバットがいる）、ゲームでもヌメラの生息場所でもあるところですしここらで離脱、リーグ編で再度合流というポジションになるだろうか。
ヌメラが加入したのが1月、トントン拍子で進化していき4月の終わりに離脱とかとんでもないスピード離脱でした。
うーん、もうちょっといて欲しかったですけどね。アニポケだと夏の映画前に謎のリストラとかよくあるんですけど、やはり物語的には1クール限定で起承転結をやる手持ちポケモンとして参加させたポケモンなんでしょうかね。
いづれくるとはなんとなく察知できましたけどこのスピード具合はキッズ達に伏線を長々覚えておかせることなくしとこうという気遣いなんだろうけど早すぎて旅の思い出が少ないんじゃないかと思っちゃいます。
…まああの伝説のバイバイバタフリーもいうてバタフリーと一緒にいた時間が多かった、というわけではないんですけどね。
それはさておきヌメルゴンの物語です。短いとはいえ離脱回に2話も使ってくれるなんやかんや優遇されてる処置となってくれています。
とある湿地帯にきたサトシはその区域の管理人からそこがヌメラの故郷であり、またその故郷の境遇をきくことになります。
元々そこはヌメラ初め平和なポケモン達が豊かな水の元暮らしていたのですが、その水を狙ってスワンナ、カイロス、メガヤンマの軍団に襲われてヌメラははぐれてしまいます。
そしてその場に暮らしていた湿地帯のポケモン達は住みかを奪われてひっそりと暮らすように（何匹か死んでると思いますけど…）。
ポケモン世界じゃあまり描かれていない「野生動物の縄張り争い」です。それに関してはヌメラ側の湿地帯ポケモンにはかわいそうだけど自然界の淘汰として管理人も見守っていました。
しかしその事件には弱肉強食以外の思惑があったことが分かっていきます。
・野生ポケモン達の司令塔フラージェス
野生ポケモンに司令塔いるんかい。
みたいなツッコミはさておき、どうやら豊かな水でフラエッテの傷をなおすためにフラージェスママが軍隊を連れて湿地帯を制圧していたようです。
…フラエッテ…ゲームだけじゃなくてアニメでも戦争の火種となっちゃってたんですね。
しかし野生のフラージェスってそんなに統率力のあるポケモンなんですね、恐ろしい。
スワンナで空爆、
カイロスが歩兵、
そのカイロスを長距離移動させるメガヤンマ、
って役割が分担されてるところが末恐ろしいです。カラマロネほどじゃないですけどカロスポケモンの社会性がいづれ人間並みになりそうですね。
しかしカイロスおもいっきしジャブローに投下されたMSでワロタ。確かにカイロス飛べるけど長距離飛行無理ですもんね。メガヤンマをゲタ扱いしてる演出は多分脚本狙ってますよね。
んで更にそのフラージェスを裏から操る存在として
・R団
おまえらかい。いや、R団の行動範囲はサトシ達の一歩先で並走してるわけだから直接フラージェスが湿地帯爆撃した時期に関わってたわけじゃないでしょうけど。水の力でフラエッテが回復しているのを見て、フラージェスに協力するふりして水を盗んでいるという悪事をします。
XYのR団はBWほどじゃないですけどやるときはとことん規模大きく悪いやつらですね。まあ物語として盛り上がってきているので最終的に一番悪いやつらはフラージェスじゃなくてこっち、にしとけばいいんですけど。
・サトシのヌメルゴンが縄張り争いに参加
管理人はなんだか「サトシのヌメルゴン」よりも「故郷に戻ってきたヌメラ」って扱いをしてて、サトシには手出しさせないけど強いヌメルゴンがカイロス達を倒すのはいい、みたいな扱いはなんだか違うなあと思います。
そりゃあそこで人間の価値観で自然界の淘汰を口出ししちゃいけない、ってのはポケモン番組以前に動物番組として正しい表現ですけどヌメルゴンはもうサトシのなんだから本来関わるべきじゃないんですけどね。
まあそんなこと言い過ぎたら自然界の淘汰よりもキッズ的にはやはり弱者を助けるストーリーのほうが精神的には健全で、実際来週おそらくもう「サトシの」ヌメルゴンでなくなるだろうし、辻褄は合ってます。
…それにヌメラだってサトシと旅しながら「いつか故郷の仲間を助けたい」ってモチベーションで成長していきましたからね。あの弱虫ヌメラが立派に戦ってる姿は勇気づけられるものです。
…まあピジョットの時は「別れないでー」という気持ちも強かったですけどあの環境にこれ以上サトシが関与しないためにもあそこでヌメルゴンとは無関係に戻ったほうがいいですよね。それを納得させるだけの背景でもありました。
…それでも別れのシーンになったら辛いんだろうけどね。
久々に手持ちポケモンとの別れを考えされられるような話になりそうです。出会いもあれば別れもある、それをキッズ達に教える話としてもバタフリー並みの感動が来週ありそうですね。
それではそんな次回を期待して。