コラム部屋

□アニポケ感想5
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それでは今週のアニポケ感想ダネ。

第86話「シャッターチャンスはファイヤー!伝説を撮れ!!」
あらすじ:旅の途中で、トロバと再会したサトシ達。ポケモンフォトコレクターを目指すトロバは、近くの火山に伝説のポケモン、ファイヤーがいるとの噂を聞きつけ、やって来たのだという。伝説のポケモンに会えるかも!とサトシ達も大興奮。ところがロケット団の妨害がはいり大ピンチ!その時、怪しい鳴き声が周囲に響き渡り・・・!?

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一年ぶりにトロバっちと再会&ファイアローへの進化回。二つの要素を同時に果たした回なので中々のボリュームのある回となっている。

・トロバっち

一年ぶりのトロバっち。サナちゃんやダンスデブはわりかしイベント回で関連のあるキャラとして登場してたけどトロバっちは思い出されたかのようにあんまし関係ない回で再登場を果たす。
トロバっちェ…(もはや本名より長い)
んで一年ぶりの登場でようやくキャラ紹介を兼ねてのアニオリトロバっちの設定追加をする。
ポケモンフォトコレクター
という趣味を持ち、色んなポケモンの写真を撮ることに情熱を向けるトレーナー。僅かなポケモンの差異でもレアと称してテンションを上げて写真を撮りまくる。そのオタク心に火がついたら周りが呆れるほどマシンガントークをしてしまうちょっとイタタなところも持っている。けれどかわいい容姿で優しい子なのでついつい守りたくなってしまうショタ萌え要素もありと。

…なんなんだ、このトオルとデントとショタ萌え強化したマサトみたいな存在…
まあマサトはサトシより年下でしたけど一応トロバっちはサトシと同い年って設定だし(無理ありすぎんだろ)、全くのキャラかぶりというわけではないですけどなんだか懐かしい気分にさせてくれたトロバっちでした。
そもそも原作のトロバっちなんかは無表情だし図鑑集めたいんだがそうじゃないか中途半端だし、ドラマのあったキャラという訳でもないですしもう思う存分アニオリやってくれって感じですよね。
…ポケモン二次とかだと寧ろアニメに出番のない原作キャラとかが人気になって、いざアニメに出たときの二次とのギャップに悩むものですがすっかり立場が逆転しちゃいましたね。アニオリはアニオリで分けて楽しむべきですけどこっちのトロバくんのほうがやはりいきいきしてますね。
これからのアニオリトロバっちに期待です(出番あるか分からないけど)。

・ファイアローVSファイヤー

そんなトロバっちのことはおまけと言わんばかりに(ひどい)、今回のメインイベント。
ゲームじゃよくあるけど中々アニメでは再現してくれないサトシVS伝説のポケモンのシンプルな対決!そしてそのカードが新旧火の鳥ポケモン対決となるとそりゃ小2心にも火が灯るってもんですよ!うおーファイヤー(二重の意味で)。
やはりアニメでポケモン見ている以上は「強い野生ポケモンとのガチバトル」ってのは見たいものですけどキッズメイン視聴枠なのでどうしても日常メインにと妥協しなくてはいけないのが日本のキッズの大人の階段な訳ですよ。妥協を覚えることが大人になるということです。(なんかどっかで書いた気がする言い回し)
しかし!今宵は違う!
ちょうど映画で伝説ポケモンバトルをやってくれているおかげかアニポケでも念願のシンプルバトルですよ!
シチュエーションとしてはR団と戦っている騒ぎでファイヤーが起きて怒ってしまった、というイベルタルを彷彿させるような展開ですが、今回はゼルネアスのように対等の力を持った制止役のポケモンがいるわけでもありません!
ダークライとクレセリアみたいに忌み嫌い合う存在同士のバトルでもなくご都合主義の洗脳があるわけでもない!ただ純然たる自然の化身のポケモンが人間のした愚かな行為に怒って殺すつもりで襲いかかってくるのである!
人智を越えた、食物連鎖が人間よりも上の生き物がいたらどうするのか?怯えて縮こまるのか!?それとも神格化させて命乞いをするしかないのか?
いいや違う!人間として!生物としてどっちが洗礼されるべき下等な存在なのか、今!縄張りをかけた本能を揺さぶるバトルが開始されるのだ!これほど生物の雄として心震える展開があるのだろうか!
今、生き残りをかけたファイアローVSファイヤーの戦いが火蓋をきったのである!勝のはどっちだ!

…まあゲームじゃファイアローの圧勝なんですけどね(台無し)。

ってな感じでファンサービスとして「伝説ポケモンとのガチバトル」と「ファイアローVSファイヤー」という夢のカードに心震えつつも冷めた心では「どーせ厨ポケのファイアロー勝つんだろ」とか思っている情熱と冷静の間をいききする一時を過ごしました。
ですがほら、やはりアニメやゲームストーリー上でも一応レベルの概念がありますからね。ファイヤーやミュウツーみたいに強い伝説のポケモン達は大抵レベル70。そこらへんで災害クラスのポケモンになってサトシはせいぜいリーグ戦でベスト4が最高のトレーナー。せいぜいレベル50前後といったところでしょうか。
中々伝説戦がアニメでないというのもやはり強さのバランスが大事なので「レベル50くらいのサトシが手も足もでないくらいの威厳」がやはり伝説ポケモン達には求められてくるんですよね。
…たとえフラットルールでは伝説さんのほうが手も足もでないとしてもその「威厳」をアニメで表現することで伝説ポケモン達の貴重さやカリスマ性が表現されるってもんですよね。
そりゃサトシがゲームみたいにバンバン伝説ポケモンゲットできるようなトレーナーになってくれればゲーム再現になって嬉しくもありますけどそれだと「なんでそのポケモンが伝説と呼ばれているのか」っていう説得力もなくなってしまうのでこーいったモンスターものでは大切な表現であります。
…まあ一部伝説のポケモンは映画で威厳ない行動とか罵倒とかありましたけど(○○○○のバカヤロー!)、やはり基本は圧倒的な力の表現として伝説ポケモン達は描かれてきています。
その表現はTV版で見ることは貴重なんですけども、今回は丁寧にファイヤーの威厳を表現してくれていて非常に嬉しい回でした。
特にファイヤーといえば「レベル51で伝説のにらみつけるを覚える」ということでネタにされてはいましたけど今回のファイヤーさんの数々の眼光表現はそれを払拭(したい)するくらいの神々しさがありましたね。
眠りを妨げてる時のオーラでにらみつけるとか美しさを表現したにらみつけるとか(コンテストか)。
そんなファイヤーさんに命をかけて戦うヒノヤコマことファイアローさんのガッツも素晴らしいものでしたね。っていうかサトシのポケモンの中でも一番伝説のポケモンとガチンコでやりやったポケモンじゃないでしょうか。
ゲームじゃ憎しみの対象であるアローのブレバですけどアニメではいち早くサトシ達を守りたいという一身で進化エネルギーと共に放つブレイブバート。思わず手に汗握る進化シーンとなってくれました。
そんな激戦の中、死力を果たして火山へと落下してしまうファイアロー。もうだめかと思われていたときにサトシが崖を垂直で走り
「うおおっー!ファイアロー!今助けるぞ!」
と後先考えずに突っ込んでいきます。

………ファイヤーよりもマサラ人のほうが怖いじゃねーか!

そんな伝説回でのマサラ人のアクセル全開っぷりにもファイヤーさんドン引…サトシ達がR団みたいな敵ではないということを察してくれてその場を立ち去ってくれました。決して威厳が失われない去り方だな!うん。
…もうサトシ一人で勝てるんじゃないかな(困惑)。
そんな訳で伝説回でも相変わらずなサトシさんでした。
今回の回みたいなガチンコバトル回なんておそらく滅多にないので貴重な回となりました。さすがに乱発はないだろうけどこれからもこーいった回に期待です。
っていうかコジロウは王冠ネタやったんだからファイヤーネタもやっていいのよ?
…あと貴重といえば…

伊瀬茉莉也さん、また元気な姿で復帰を願います。
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