コラム部屋

□アニポケ感想6
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メリークリスマス。(一応)
ってなことで今回のアニメ感想とアニポケ感想の合同記事にいきましょう。

3:ポケットモンスターXY&Z

この1クールにあったことをまとめるならなんてったて題名が変わったことにある。
XY&Z
ずばりいつものマイナーチェンジシリーズの宣伝でアニメでもゲームとは違った展開になりますよー、ってのが売りかと思いきや

まだ発表もしていないけどみんな薄々思ってるZの内容を先にアニメでやっちゃう

という前代未門なシリーズのスタートとなる。(本当はクリスマス前に発売するつもりだったのだろうか)
そんなわけでアニメの展開としては見たことない展開、新しいポケモン、ダークサイド主人公のアラン登場など見所盛りだくさん。
しかしこの1クールでまとめてみても単に新しい要素の話ばかりまとめているのでなくちゃんと一般回を挟んだりトライポカロン回とかもやってちゃんといつも通りにも進む。
果たしてこの先サトシ達の向かう先には何があるのか、っていうかちゃんと新しいゲームは発売できるのか!?大丈夫か、ゲーフリ!
なことでドキドキが耐えない1クールでした。
そんなクールの〆の話はこちら。

第9話「ついの洞窟!動き出したZの謎!!」
あらすじ:エイセツシティへ向かう途中、ついの洞窟へ立ち寄ることになったサトシ達。洞窟へ入るとプニちゃんがどこかへ行ってしまった!あわててプニちゃんを追いかける一行。洞窟の奥でプニちゃんを発見するも、何とプニちゃんが消えてしまった!?そこへ突然、フレア団が現れプニちゃんが消えた周辺を攻撃しだした!

――――――――――――――――――――

クールのまとめとばかりにがっつりと話を進める。

・プニちゃん、ついの洞窟に到着

一応最近までの目的地に到着。物語は一気に動くことに。
フレア団によってコアにまで追い詰められたプニちゃんは自分の住みかまでいき力を蓄えようとする。
しかしそこは既にフレア団に監視されていて待ち伏せを受けることに。それを援護するサトシ達。伝説のポケモンを奪うため、友達を守るためと遂に全面的にサトシ達と戦うことになったフレア団(まるで原作みたいだ)。
そして激戦の末遂にプニちゃんはサトシ達の前で30%形態へと変貌。可愛かったマスコットポケモンが強い力を持つことで驚愕するサトシ、特に母性愛で守っていたユリーカは知られざるプニちゃんの正体にショックするのであった。
フレア団を退いたはいいもののその場を去ってしまうプニちゃん。果たしてサトシ達は今後どんな展開が待ち受けているのか。ユリーカの心の傷は?
が主な話。
…なんだか普通にあらすじだけ話しちゃいましたねw
まあそれだけ濃厚なストーリーというか、組織戦でも長くても3話で決着していた今までとは違って一つ一つのエピソードに話数をさいていてくれてたり、「サトシ目線」「ユリーカ目線」「プニちゃん目線」「フレア団目線(そのうちアラン出てくるだろう)」と群像劇として厚みのます展開となる。
…まあぶっちゃけるとそんくらいしないと視聴率だとかゲーム発売までの時間稼ぎができない、ってことなんでしょうけど。しかし斬新なのは確かです。
んでもう1つのストーリーとして。

・サトシゲッコウガの覚醒

まだ正式にフォルムチェンジしてないけどCMとかがっつり新しいフォルム扱いとなっている。
忍者回の時と同じくテンションが上がると水のオーラを纏いながら謎の赤いクロスの光を額に宿すゲッコウガの姿となる。
そして驚くべきことにこの状態でポケモンにダメージがいくとサトシにもダメージがいくという仕様となる。

!?

あー、遂にやっちゃいましたね。モンスターバディものでいう「命令している人間にも危険が差し迫る」という設定です。自分の世代でいうところの「シンクロ」ですよね。
(…ロックマンエクゼみて自分の二次創作でもサーナイトとシンクロ設定で強くなるとか考えてたから遂に使われちゃったかという感覚)
まあ特にポケモンとかだとポケスペで言わしめた「トレーナーの身体能力がバトルの良し悪しに直結する」のアニポケ版がついに出来てしまった感じですよね。
モンスターものでよく話の種になる「命令する側の人間はなにも痛い目みてないのによく相棒とか言うよな」って屁理屈に対しての答えの1つとしてやはり「痛みの共有化すれば共に戦ってる感あるよね」があります。
痛みを一緒に背負うのが絆なのか、はたまた痛みを負う役と判断の責任を役を分担することこそが本当の意味での絆なのか。
それに対する答えというのは作品によって様々ですけど、XYに入ってからのサトシの強みとしては
「どんなに無謀な賭けをしても迷わず実行してくれる仲間がいてくれる」
という機転がこれまでのジムリーダー戦で勝利を運んでくれました。
それが今度はポケモン達の痛みがサトシに伝わることで(多分サトシなら痛みで怖じ気づくような性格ではないだろうけど)

ポケモン達が傷つく命令はしたくない

と腰が引けてしまいゲッコウガとの絆を一度失ってしまうんでしょうかね。サトシは優しいですからこれまで感じてこなかった痛みに対してそう思ってしまうかもしれません。
そこでP様やシトロンに励まされて(できればシトロンとの再戦)立ち直る、って筋でしょうかね。
…色んなドラマを考察できることこそ優秀な群像劇ですよね。一番楽しい時期です。
そんなわけでアニポケの最盛期とも言ってもいいXY&Z。これからも楽しんでいくゼット。
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