コラム部屋

□アニポケ感想6
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それでは今年一発目のアニポケ感想にいきましょう。

第10話:「ユリーカとプニちゃん!」
何とかフレア団を退けたものの、プニちゃんがどこかへ行ってしまった! プニちゃんのことが心配で、元気のないユリーカ。サトシやシトロンも、どうしていいかわからない。翌日、プニちゃんの捜索を続ける一行だったが、ひょんなことから、大ピンチ! ユリーカをかばったホルビーが、ケガを負ってしまった!! さらに、落ち込むユリーカを見つめる、怪しい影が……?

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新年のポケモンといえばここ最近は「手持ちメンバー総出演で普通回をやる」みたいな風潮でしたけど、今はXY&Z編ですのでストーリーの続きを展開することになる。
2016年はストーリー重視ということを象徴するような回でした。
けどさすがに子供番組で2週も開けていたのでそんなに急展開ではありませんでしたけど重要な回となる。
あとユリーカ役の伊瀬さんも今回から復帰。間も空いていたということもそうなんですが全然違和感ぬるっと元に戻っていらしたので伊瀬さんの凄さと代役のかないさんの役変わりのシームレスっぷりに驚くこととなる。
んでストーリーの展開はこんなん。

フレア団の襲撃によって一旦サトシ達の元を離脱するプニちゃん。
それに関して罪悪感を感じてしまったユリーカは無理をしてしまって回りを困らせてしまう。
兄としてユリーカを叱るシトロン、年上として見守るサトシとセレナとチームワークを見せる。
しかしトラブルがあってしまいホルビーが怪我をしてしまうことに。
再び罪悪感に苛まれるユリーカ、彼女は一人でホルビーのために薬草を取りに行こうと無理をしてしまう。
一方プニちゃんはもう片方のコアと通信しながら「人間を許さない」か「まだ判断するには早い」という連絡をとる。
ジカルデコアとしては人間を許せないという気持ちがある反面、プニちゃんとしてはユリーカのような純粋な子供を信じたいという気持ちで葛藤するジカルデコア。
そんな中セルを通してユリーカの罪悪感による献身、そしてそれを叱りながらも、守るシトロンとサトシ達を目の当たりにするプニちゃん。
陰ながらユリーカの手伝いをしながら、プニちゃんは再び彼女たち旅のメンバーへと戻るのであった。

・ジカルデコアの葛藤

どうやら赤いコアことプニちゃんと青いコアの性格が違うことが判明する。
プニちゃんは前に夢の世界で話していた通り、高い声で偉そうな口調のキャラであったが、青いコアは機械的な声で排他的な考えをしている(けどCMコールはテンション高く言う)。
赤と青はフレア団により分断されて互いに合流しようと連絡を取り合っているのだが、テレパシーによるコミュニケーションはできるようである。
そんなジカルデコアが「人間を許すかどうか」を悩む大切なシーンでもありました。
これまでの伝説のポケモンといえば排他的なのか神様的な広い心を持っているのか、はたまた葛藤するタイプといましたが今回は葛藤するほうでした。
んでしかも「もう片方の自分」と会話する訳だから比較的分かりやすい悩むシーンとなっていましたね。これは子供番組的にも分かりやすくて良かったです。
赤いコアはプニちゃんとしてサトシ達を見守ることにしていきましたが、果たして今後青いコアとの衝突もあるのでしょうか。
…CMコールのノリを見るあたり青プニちゃんもいいやつって感じではあるんですけどねw
今後に期待です。

・兄としてのシトロン

ちゃんとお兄ちゃんしているシーン。
コミカルな一般回とは違って軽くシリアスになると「妹を叱る」「許す」「自分も頑張る」ってシーンも加えられるので非常に魅力的シーンでした。
いつもは発明品でユリーカにやれやれされるシトロンですけど、寝る間も惜しんで発明品を作ってくれたことを察してくれたユリーカが兄のことを見直すみたいな描写になってくれててほっこりしましたね。
シトユリはジャスティス。

・ホルビーニキ献身

咄嗟にユリーカを庇って身を呈するシーンはさすが兄貴です。こりゃイーブイもメロメロですわ。
これまで上がり続けてきたホルビー株ですけどどこまで上がっていくことやら。しかも番組終了後のオマケコーナーですら「ホルビー大好きチャンネル」になる始末。
いいぞ…こーいうマイナーポケモンのためのコーナーが増えるのは絶賛するぞ…(今日はちょっとしたポケモン事件があってなお嬉しいコーナー)。

・サトシ達を観察するグループ

さっきプニちゃんがユリーカを見守っているといいましたが、他にもサトシ達をストーキングしている連中がうじゃうじゃといて

フレア団→サトシ見張ってればプニちゃんが出てくる
R団→だいたい同じだけどメインはP様
プニちゃん→セルファンネルを通してユリーカを見て人間を信頼するか判断

…どんだけ見られてんだよぉ!
まあでもそれぞれの「見る要素」が組織ごとに違っていて、価値観の違いにより行動が変わっていくのが群像劇としてよく描かれてましたね。
フレア団の目的はあくまでプニちゃんであって、ユリーカが一人でこっそり動くとこまでは見てなかったし、青いコアの動向も見守っていたので実はユリーカの一人行動によってフレア団の監察から巻けたという良かった点が生まれてたり。
R団はR団でいつものごとくP様を狙っていたからユリーカのイレギュラーにも対応できて、
んでプニちゃんはなんかファンネルみたいの飛ばしていてストーカーレベルがずば抜けて高かったりとそれぞれ違いが出てて面白かったですね。
いやまあ目的としては「人間を信じるかどうか」なんですけど、自分の分身を飛ばして幼女を監察するという行為とか、なんだか背徳的ですね!え、そう思ってるのは自分だけ?

ってな感じで盛り上がりを見せていくXY&Z。今年もよろしくお願いします。
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