コラム部屋

□アニポケ感想6
26ページ/39ページ

それではアニメ感想とアニポケ感想の合同回にいきましょう。

3:ポケットモンスターXY&Z

…んまー最近はまとめてきなことばかり言っていたので今更感はありますけども。

・あと半年でサントムーン発売
・ストーリー回収に駆け足気味
・3年シリーズってやっぱり短いね

って最近。
しかしなんやかんやいって&Zになってからもう2クールも経つもので経過だけ見るならまだまだ序盤だったりする。
サトシメンバーはだいたい最終進化を向かえてサトシゲッコウガの真相もちょこちょこ進み、
一方アランはちゃんとフラダリの命令通りに知らずと(知ってるのかな?)ジカルデコアことZ2を捕らえてしまいます。
これまでの「組織対決回は3話だけ」とか「どーせサトシが勝つ」みたいな常套句は使えず、まったく新しい展開がジワジワと年数をかけて作られていき楽しみが広がっていきます。
…なにせゲームが発売してないですからねw
ここらへんのこともアニポケ史上初尽くしな展開が盛り込まれているのでこれからもアニメ感想期間に限らず解説していくと思うのでこれからも読者の皆様(いるのか?)と一緒に考察しながら進んでいければと思います。
んで一応残り2クールとキリのいいところで一つのストーリーが無事完結致しました。
それが今回の話。

第20話:「エルvsセレナ! 開け未来への扉!!」
あらすじ:激闘を制し、ついにトライポカロンマスタークラス準決勝進出を勝ち取ったセレナ。対するのはムサヴィ、そしてセレナの親友サナ。
三人三様、それぞれが精一杯のパフォーマンスを繰り出し、一進一退、少しのミスも許されない緊迫したステージが展開される。
しかし、パフォーマンスの最後、着地をしようとしたセレナの身に……!?

――――――――――――――――――――

女の子主人公ことセレナちゃんのテーマ「自分のやりたいこと探し」です。
残り2クールという十分な時間を残しながらもう女の子主人公の話を終わらせるとは早いとは思いますが、その分気合いも入っていたし残り2クールで更なる展開があるんじゃないかと期待できる素晴らしい回でした。
色々と見所はありましたがセレナちゃんのテーマ的なことを抜粋して言わせてもらうなら

全てのアニポケヒロインのテーマの更に先へと成長した

主人公と言えたでしょうか。
これまでのヒロインといえば色々と共通点がありまして

カスミ・アイリス
…辛い現実から逃げた弱さもありつつもサトシに触発されて負けじと成長して向き合ってきた

ハルカ・ヒカリ
…先輩トレーナーサトシに背中を押されながらも「男の子の努力」「女の子の努力」を両方比較的な表現で表して一緒に並走して走ってきた

んでセレナちゃんに関しても

家から出たい→
出たは良いけどやりたいことない→
サトシやサナに出会えてやりたいことを見つけた→
挫折を経験したけどそれでも諦めなかった→
成功した→
けどその先は?

の「その先」の道をも描いてくれました。(っていうかまだ時間はあるから更に成長してくれそう)
カスミ、アイリスみたく一度は現実逃避しながらも、
ハルカ、ヒカリのように挫折をしても諦めずに努力することができた。
しかし新キャラクターのヤシオに前の話でこんなことを言われました

「貴方に足りないものがある。それに気付かない限りエルに勝てることはできない」

各ヒロインが通ってきた道を辿りながらもまだ足りないものとは一体何なのか?
そのアドバイスの答えが出ないまま、展開は進んでいき遂にエルとの対決となりました。
そして負けます。
セレナちゃんは怪我をしながらも全力を尽くし、負けたみんなの想いを背負いながらもそれでも負けてしまいます。
そして足りないものの存在に気付くのでした。

私は未熟だし、仲間やポケモン達にいつも助けてもらってばかり
でもエルさんは人を笑顔にしたり、見ず知らずの私にアドバイスしてくれたり与えることができる人で

今までもらってばかりの私ですけど

クイーンになって今度は色んな人に恩返ししたい!

と。
そして素質を認められてヤシオからスカウトの誘いがくるのでした。
セレナ、サトシとの旅をここで離脱してしまうのか?
夢を追うのか旅を続けるのか迷っているそんな夜、セレナちゃんはサトシからもこんな言葉も貰うのでした。

「俺だって迷う事くらいあるさ。
でもさ、迷ってる時間があるんならまず動いてみる
それで失敗したって何かは残る
無駄なことなんて何もないさ」

と。

…おお。
歴代ヒロイン達が辿り着けなかった「与える側になる」という夢を得たセレナ。
そして19年間旅をきてきたサトシに「そこまで言わせたか!」と思わせるシリーズを通して成長してきたサトシの集大成のような台詞を言わせてくれたセレナちゃん。(ここまでの台詞を言わせたのはシンジ以来だろうか)
ちょうど3月ということもあり、自分も含めて(っていかかなり鬱だから響いた)迷いの多い時期にサトシにそういって貰えたのはかなり思い出に残りましたね。
サトシの成長を感じると同時に短い期間でしたけどそんなことを語り合えるくらい成長したセレナを見ることのできたものすごい名シーンでした。
そしてセレナは選びました。

スカウトの話は嬉しいけど、これまで何もなかった自分を成長させてくれたこの旅を、納得できるところまで進んでいきたい。

そういって旅は続くのでした。
…これが最終回付近だったら離脱しちゃうんだろうけど、一応はまだ一緒に旅していくみたいですね(コロコロの映画コミックにセレナちゃんいなかったからかなりハラハラしましたけど)。
うん、セレナちゃんらしい選択と言えましたね。
数多くの挫折や失敗をしながらも、その原点にはサトシがいてくれたから、やはり今度こそはサトシへと「与える側になる」ことこそ彼女にとっての旅の終わりになるかもですね。
(…早くコクれよ)
まあ残りまだ時間はありますけどこれにてセレナちゃんの物語も終了。あまり語れませんでしたけどムサヴィもサナもミルフィも各々の成長を遂げて未来へと進んでいきました。
そして今度サトシの番。
最後のジムに挑戦して、アランと対峙して、サトシゲッコウガと対面して、フラダリの野望に反抗しながらも進むポケモンマスターへの道。
セレナちゃんと一緒に彼のこれからを見守っていきましょう。
感謝してルンパッパ。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ