04/17の日記

23:59
はいやさ!ほいやっさ!
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ああ、これでもレイって読むのね。
ってなことで今回のアニメ感想にいきましょう。今回はこちら!

22:HUGっと!プリキュア

さあさあ紳士淑女のみなさんよってらっしゃいみてらっしゃい。

おぎゃあ!ばぶばぶぅ!(ごきげんよう)
ってなことで始まりました今回の新しいプリキュア、HUGっと!プリキュア、略してハグプリ。今年も無事に新シリーズのスタートとなりました。
前作のプリアラでは「今までのプリキュアではしてこなかったことへの挑戦」がテーマでして、ちょっといつもと毛色が違うところはありましたけどとにかく新しいことへの表現の限界までいこうとしていたシリーズでした。
その次のハグプリ。そのコンセプトをずばりいうとなりますと。

社会人にも向けた癒しのプリキュア

になっていると思います。
勿論プリキュアは女児用アニメでありまして、その本質そのものは変わっておりません。大雑把なテーマでいうなら今回はこれまでのシリーズでも小テーマとしてちょいちょいあった「子育て」を主軸として女の子達に赤ちゃんを育てるお姉さん感や母性を刺激するテーマとなっています。
ただ昨今のアニメキャラだと「バブみ」という造語がある通り、アニメキャラに母性を求める層も増えてきました。
なんだか文字にしちゃうと恥ずかしくはあるんですけど、一部のネタかと思いきやそれをいよいよプリキュアの題材としてきました。さすがにコアなネタまでもっていくと気持ちが悪いので「母性」とまでは言わないですけど「癒し」や「応援」がテーマになっています。
果たしてアニメキャラにどこまでそれを求めていいのか。
現実とファンタジーの境が昔から物議に上がるところですけど、プリキュアですとそこはプロ意識も高いので至って健全な意味での「癒し」となっています。
現実社会を生きるのは苦しい、他人と比較してばっかで自分が嫌になるし、夢も特にあるわけではない中途半端な人間だからネガティブになってしまう。
そんな現実から目を背ける訳ではなく、たまには背けてもいいからアニメでもなんでも「気持ちが一時的に逃げられる休憩所」、「辛い現実を生きるための適度な現実逃避」が重要視されてきています。
無論それを後ろめたい、っと言える人は強い人だとは思います。けどプリキュアとしてではなく、創作品の持つセラピーとしての表現の限界に挑戦していたのがこのハグプリではないかと思います。
プリキュアシリーズの限界に挑戦したあとに、今度は創作品としての在り方へと切り込んでいる作品ではないでしょうか。
現在10話まで放送されてますけど、これまで「戦士」として敵を倒すだけのプリキュアでもなく、夢のために少しも挫折しないで真っ直ぐ努力することが美徳。
っということばかりを求めている作品でもありませんでした。
主人公は応援が得意な子なんですけど、「ただ頑張れと言っても頑張っている人は一杯いる」「応援している自分は本当は何にも出来ない人間じゃないのか」という劣等感に苛まれたりもします。
そんな「応援」に対する後ろめたさにも、自分への劣等感も受け入れて、自分だからこそできることを発見していく。
創作品としてはかなりレベルの高い自問自答をしてくれています。まだ序盤なんですけどね。本来プリキュアなら4クール目にやりそうなクライマックスな話をガンガンやっていて、なおかつちゃんと女児用としてもまとめているところがすごいプロ意識の高い作品となっていました。
子供さんが見るにもしっかり面白くなっていて、かつちゃんと物語に隠されたメッセージを受けとることができればすごい勇気づけられる。
プリキュアも15周年になったわけですし、ここらで「自分が大人になって子供と改めてプリキュアを見る」用に大人に向けも作られていることがよく分かるシリーズになっています。(敵組織がブラック企業なので敵にも感情移入できたり風刺になってたり深いんですよね)

ああ、こりゃすげープリキュアになるぞ。

って意気込みが物凄く感じてくる「本気」のプリキュアとなっていますのでこれからも楽しみにしたいですね。
あとハグプリからはシリーズ初のニチアサタイムのズレにより仮面ライダーより先に放送することになったのでなんとなくTwitterで実況しててもこれまで以上に盛り上がっている気もするんですよね(しかもポプテピヒックのベーコンむしゃむしゃ君でも人工を増やすという訳の分からん運まで味方にしてますし)
プリキュア15周年ながらスタッフからも視聴者からも熱が最高潮に感じるものとなっています。歴史に残る作品かもしれないので丁寧に見ていこうと思います。
んで感想一発目なので主要人物の簡単な紹介はしていきたいと思います。

▪はな

主人公。元気のプリキュア、キュアエール。
ひょんなことから未来を司る赤ちゃんのはぐたんのお世話をすることに。応援することが得意なんだけど、自分の劣等感に苛まれたり本当に頑張っている人間への応援は躊躇してしまったりなど共感できる悩みをもってくれている等身大の主人公。明るいけど人の心をわかってあげられるママ。
落ち込むこともあるけど、悩んだからこそ出せる「自分自身の選択」で前へと進んでいく。これからも悩みごともあるかもしれないけど、はなちゃんならと信じていけそう。

▪さあや

二人目のプリキュア。知恵のプリキュアキュアアンジュ。
女優のお母さんに影響されて自分も子役デビューするけど、実はまだ本当にやりたいことが見つかっていない女の子。けどはなやほまれの優しさにはすぐ気付いてあげられるし、自分は気がついてないだけかもしれないけど色んな趣味をもっていて面白いママである(ドリルが好きだったりデッドオアアライブ激辛カレーが好きだったり、ホラーが好きだったりと趣味のチョイスが謎で雑なギャップも素敵)。
いつか自分の魅力に気付いて本当にやりたいことを見つけてほしいところである。

▪ほまれ

三人目のプリキュア。力のプリキュアキュアエトワール。
小学校のころは世界有数のフィギュアスケーターだったが(オリンピックと被らせたのは計算か)、体が成長するにあたって感覚がずれいって怪我。その恐怖からトラウマを抱えてしまって、体は治っても将来どうしたいのか悩んだしまうことに。なまじプロの世界に身をおいていたためか、当初のはなの軽はずみと思える無責任な応援に心の棘をみせてしまう。
けれどそれは八つ当たりであるし、それを本人が一番自覚していた。夢はまだ迷っているけど、そんな自分でも応援してくれる人と自分のまだ何にでもなれる可能性を信じてプリキュアになって人助けをする道を選ぶ。クールだけど優しいママ。まだどうなるか分からなくもあるが、恐らくトラウマを克服してプロの世界に帰ってしまうのだろうか。プロの友達のアンリも準レギュラーなので今後彼を含めての物語も気になるところである。

▪はぐたん

謎の赤ちゃん。はぐ〜となく。
首は座っていて離乳食は食べれるのでもうけっこう成長済みの赤ちゃんである。が、不思議世界の赤ちゃんみたいなので謎が多い。赤ちゃんのくせしてプリキュアがピンチな時は身を呈してママ達を守る献身さがある。
今のところ保護する対象ではあるけど、はぐたんが成長できなくなると未来の時間が止まってしまうというちょっと怖い設定がある。その設定がこじれてはぐたんが悪い子になってしまうともしかしたらラスボスになってしまうかもなので同行を見守りたいところ。

▪ハリハムハリー

今回の淫獣。はぐたんのお世話をする。CCさくらのケロちゃんみたいな立ち回りの関西弁。放送時間的に喧嘩を売っているのであろうか。セーラームーンの時も確信犯的なことしてたのでその筋が強い。
その役割上か人間体に変身もできてココ&ナツを思い出させるイケメン。イケメンだけどプリキュア達が悩んでいる時には的確なアドバイスもできるしはぐたんの育児も完璧なので見た目によらずものすごい善人である。「頑張ってるやつにこれ以上頑張れと言うのは酷」という人生の厳しさも優しさも知っているハムスターである。惚れるけどやはりはぐたん同様出生が謎。

ってなこでここらへんですかね。これから一年よろしくおぎゃぁぁぁします。
カテゴリ: アニメ感想

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