01/31の日記

20:15
ありがとうを重ねて
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かわいそう、強く生きて欲しい。
ってなことで今回のアニメ感想にいきましょう。今回はこちら!

14∶デリシャスパーティー♥プリキュア

無事物語完走となる。お疲れ様でしたもといごちそうさまでした。
デパプリは最初は心配作品でして、食べ物がテーマだから誰でも安心して見られるものではなくて中にはご飯を食べたくても食べられない人もいるからナイーブな話になるのでは、主人公のゆいちゃんはおばあちゃんの言葉ばかり言っていて成長しないのでは?って心配でしたけど終盤はその最初に感じてた不安を全部回収するような手腕を感じました。
直接は明言しなかったけど敵はそんな食べたくても食べられないことで社会からはみ出てしまった人達を想像させる。そんな人達をただ倒すだけではなく社会復帰や更生させていく流れとなる。それもただ主人公達が直接かかわるのではなく主人公達の見てないところで別の人間関係から自分で気付いていく形になっているのが素敵だったでしょうか。
ゆいちゃんもおばあちゃんの言葉では対応できない事例に直面して、そこからは自分の言葉で答えを見つけることに。最初は心がめちゃめちゃ強い子だと思いつつも終盤の怒涛の苦難に対して心が折れそうになったり泣いてしまいそうになるけどそれでも今まで助けてきた人達に逆に助けられる展開の連続で立ち直るヒーローになってくれました。
これはアニメ本編ではないんですけど最終回後に配信されたYou Tubeでは声優さんが演じながら泣いてしまうけど、それでも笑顔に戻ろうとする姿こそがキュアプレシャス、この作品の主人公の和実ゆいちゃんというキャラクターが完成した瞬間だと思いました。
最初は恋愛ものも不安だったんですけどそれも匂わせる形で想像に任せる終わり方になってくれたのも良かったですよね。終わってみたら心が強いように見えて弱いところはちゃんとあるし、泣きながらもみんなの笑顔のために一生懸命ヒーローに戻ろうとするゆいちゃんを守りたい、拓海君の気持ちが一年がかりで自分の中で分かっていく物語でした。
デリシャスパーティー♥プリキュア。
そういったキャラクターの変化をあえて作中で説明するわけでなくて見た人が気がついたところがその人ごとの作品のよさ、見てる人も心の成長ができた部分になれてその人ごとの大切な存在ができる作品だと思います。
ここねちゃんはちゃんとお友達や両親とお話できる子に。
らんちゃんは自分の心を開放できる誰かとの出会い。
あまねちゃんは自分の感情と向き合うことで本当に許すこととは何なのか、正義の意義を考えさせられる子でした。
そして敵のナルシストルー、セクレトルー、ゴーダッツ、何かしらの形で社会からはみ出て幸せに生きている人達や世界を恨むようになってくれた大人は自分達の心を裏側を見ているようで、そして彼らも救われるのが自分も救われる気分になれました。
そんな人達のありがとうにありがとうを重ねて物語になっていました。別に食べ物のことが好きじゃなかったり、人の輪に入ることが苦手でも何か自分の心の大切なものに気がつけると思います。
素敵なパーティー、ありがとうね。そして感謝祭やプリキュア20周年記念でまだまだ彼女たちと会えると思いますのでそれを全力で楽しんでいきたいと思います。日刊さあほまの二次創作も引き続きしていくと思うのでそちらもよろしくね。ではでは。
ごちそうさまでした。
カテゴリ: アニメ感想

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