SHORT STORY

□花咲か少女
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「花咲か少女?

「そ」

「花咲かじいさんじゃなくて?」

「花咲か少女」


8月

太陽が輝き、蝉がうるさく鳴く季節


蒸し暑い教室の中で下敷きを扇ぎながらパンを口に運んでいたら、目の前で弁当を食べていた美香が話し掛けてきた

「花咲か少女って知ってる?」と



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