「俺の物語だ!!」

□朝ご飯は終わらない
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コスモスメンバーの朝は早い。
質粗なテーブルをグルッと取り囲んで、皆きちんとお行儀よく座っていた。


しかし



ウォ「………。」



かれこれ待つこと30分。
例の三馬鹿が未だ降りてこない。

正直な所全員かなりの空腹を感じていた。




ウォ「全員揃ったか?」

セシ「ウォーリア、まだティーダ達が起きて来ないよ。」

ウォ「ティーダだと?そんな奴は知らない。さあ朝ご飯を食べよう。」

フリ「ちょ、酷っ!!アイツ等に何の恨みがあるんだよ”?」

ウォ「恨みなど無い。ただ強いて言うなら『魔女っ娘ルルネちゃんのマジカル☆お天気予報』を見逃してしまったことぐらいだ。」

ルネ「理由キモっ!!」

クラ「俺はどちらかというとウララちゃん派だな。仕草とか超たまらん。」

ティナ「……(引き気味。」



ーーーーーーーーーーーーー



ジタ「っかぁーーーっ!!よくねたぁ……。」

ティダ「おはようっす!」



ウォーリアとクラウドが軽く崩壊した後、争いの事の発端達が御登場。


ウォ「早く座れ。」



その時の勇者様の剣幕と言ったら。
お子様が見れば一発で泣きそうになる程の悪人面、と言うより光と共にある人間の顔じゃなかった。


更に遅れてきたバッツも含めた三人はいそいそと椅子に座り、非常にぎこちない手つきでお箸を手に取った。


バツ「い…頂きます…。」



刺し殺すような視線は尚も三人の身体をブスブス攻撃している。
眼を合わせてしまえばあまりの殺気に全身の肉が破裂するかもしれない。


ウォ「ん?どうしたティーダ。手が震えているようだが?


ガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチ(リピート)


セシ「ジタンとバッツもお行儀悪いよ?ご飯の時はなるべく音は立てちゃ駄目なんだって!」

ジタ「(じゃあ食事中にガンとばして来るあそこの勇者を何とかしてくれっ!!!)」


遂に耐えきれなくなったのか、バッツがいきなり席を立った。


ルネ「あれ、もういいんだ?」

バツ「あはは……今日ちょっと気分悪いみたいでさ、ちょっとベッドで寝てく」
ウォ「そうか、それは残念だ。ならばデザートの『のばらプリン』はお預けだな。

バツ「!!!?」
ジタ「な…なんだって!!?」
ティダ「そ、それは見過ごせないっス!!」

  
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