月日、空を飾る
□義賊気取りの変態泥棒
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現在、恒道館道場。
前回も被害に遭ったお妙に、再びフンドシ仮面をおびき出してフルボッコにするという殺害計画を決行すると呼び出されたのだ。
呼び出されたのは万事屋メンバーに、真選組幹部三人と翡翠。
ちなみに神楽は昼間は定春の散歩があるということで、夕方から合流することになっている。
わなわなと体を震わせるお妙は、殺気に満ちていた。
その隣では新八が苦笑いをしている。
「あんの野郎…まぁだ懲りてなかったかぁ…!」
「翡翠さんも、被害に遭ったんですね…。」
「は、はい。」
「フンドシ仮面も、こんなか弱い子にまで手を出さなくたっていいのによ。
…ちなみにどんなの?」
「旦那、ちょっといいですかィ?二人っきりで話がしたいんでさァ。」
背後に立った沖田に、銀時は真っ青になりながら手を挙げる。
「お、落ち着け沖田君!俺はその、事情聴取をだな…!」
「翡翠、ちょっと姐さんと話して来たらどうでィ?」
「はい。そうさせていただきますね。」
「待って!行っちゃダメェエ!!」