月日、空を飾る
□麗しき破壊神とナイチンゲール。
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志村新八の自宅は道場。父の残したこの道場の再興という悲願があり、日夜働く自慢の姉。
その姉が朝食時、口を開く。
「ねぇ、新ちゃん。真選組の女中に、翡翠さんて方がいるみたいなんだけど。
知ってるかしら?」
「翡翠さんなら、知ってますよ。よく万事屋にご飯を作りに来てく…」
「そう。なら、呼び出すのも簡単ね。」
「は、はい…?」
お妙の笑顔の奥に溢れる気迫に新八がたじろぐと、伸びてきた手でアイアンクローをかまされた。
「そいつ、呼び出せっつってんだよ…!」
「あだだだだァア!!へこむぅうう!!!」
「そのアマ、ストーカーゴリラに助言してるそうじゃねぇか!
いっぺんシメたらァア!!」