Show Girl

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「ツバサ仕事行くぞー!」

「行くぞー!」


五日が過ぎて腹痛地獄も終わり、そろそろ仕事に行こうかなと思っていたある日。
ボードの前に立ち、仕事を探していたらナツとハッピーに声を掛けられた


「めずらしいお誘いだな」

「ツバサと仕事行ったことねーし」

「ナツと誘おうって決めたんだよね」


今まで仕事はグレイと行っていた。
妖精の尻尾に入りたての頃は同居人と言うことも有り、グレイに色々教えて貰いながら、一緒にクエストをこなしていた
だから別にチームを組もうと口約束をした訳じゃないが、自然と仕事はグレイと一緒って感じになっていた。

そんなナツから初めてのお誘い正直驚いた


「ツバサコレだ!」

「一日召使い?」

「いい仕事だろ!?一日働くだけで50万Jだ!他にツバサの好きな牛、丸ごと一頭くれんだぞ?」

「あい!ツバサの為にある仕事です」


ナツから見せてもらった依頼書には確かにそう書かれていた。
一日働いただけで50万Jで、しかも牛一頭…

美味しすぎる話じゃないか!
ナツもこんな依頼書持って来るってことは、そんなに私と仕事に行きたかったのか
可愛い奴めっ!

何にせよ、私にとってもこの話は美味しすぎる…
本当に私の為に有る様な仕事だ


「よし、行こう!牛が俺を呼んでるぜ」


異様に燃えるツバサはガッツポーズを作り、拳を高く突き上げてナツとハッピーの話に乗った。

二人の陰謀が隠されているとも知らず…





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