Show Girl

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「あぁー食った食った!!」

「お前食い過ぎ」


ただ今、夜です
グレイとギルドから家までを散歩中です

モンブラン家から報酬として頂いた牛を美味しく頂いて来た所です
勿論、ミラに料理してもらってね


「フツー食うか?一日であの量をよ?」

「だって美味すぎたよあの肉!脂たっぷりだったぞ」


ちゃんとナツ達にもあげたしね?
右足はナツ、左足はハッピーに一本づつ
そしたら泣いて喜びだした


『…くれんのか?』

『…オイラ達騙してたのに?』

『仕事誘ってくれたのは嬉しかったからな、気持ちだよ気持ち!』

『ツバサ良い奴だな本当に…!!』

『あい!魚何匹でもあげちゃうよ』


足一本であれだけ喜んでくれるとは思ってなかったけど
それだけ悪いと思ってくれたって事かな?
なんにせよ結果は良かったし報酬も貰ったしナツ達には一応感謝だ


「ホントこのちっこい身体の何処に入ってんだよ?」

「この腹に決まってんだろー!」


そう言って自分のお腹を叩いてグレイに見せる
ポンッと良い音が返ってきた。
ミラの手にかかれば大きな牛も美味しく料理されてしまう
だって笑顔で包丁握って牛の足切り落としてたもんな

ミラがあのギルドの中で一番男らしいに違いない
今度、男らしくなる方法教えてもらおーっと


「まだやってんのかよ、ソレ?」

「ソレ?」

「男らしく〜ってヤツ」

「…なっ!?心を読むな!?」

「イヤ、声に出てっから」


またやってしまった。
また心の声を口に出していたらしい…
そう言って呆れるグレイにハッとして口を両手で隠すツバサはキッとグレイを睨んで
おいた





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