Show Girl
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「ぎゃああぁああぁぁ!!?」
「ぅおっ…」
朝っぱらから可愛くもない叫び声を出しているのは勿論ツバサだ
そしてけたたましい叫び声と共にツバサの頭突きを食らったのはグレイだ
グレイの食らった場所…
それは男の子にとってとても大事な場所。
「オマッ…なんちゅー起こし方…」
「ぐ、グレイが悪い!!」
朝っぱらからどうしてこうなってるかと言うと…
いつもの如く八時にツバサの腹時計が鳴り起床
覚醒に向かって寝ぼけた視界をゆっくりと起こして行くと目の前が真っ暗だった
朝はカーテンから漏れる太陽の光が良く差し込んで来るツバサの部屋。
だが今日は暗い、と言うか黒い。
疑問を抱きつつ不意に上を見上げれば何故か少し先にはグレイの顔
そして気付けば私の頭はプニプニと言うかゴツゴツと言うか…取り敢えず枕では無い感触があった
覚醒しきっていない頭で必死に考える
頭上にはグレイの顔
頭の下には枕ではない感触
…と言うことは。
此処はグレイの太股の上
…と言うことは。
この目の前の黒はもしかすると、もしかしなくてもグレイのパンツの黒…
「ぎゃああぁああぁぁ!!?」
と、最初に戻る。
驚きのあまり勢いのままに、グレイの大事な場所をツバサは頭突きでおはようの挨拶
目の前には股を押さえてうずくまるグレイの姿
想像するだけで痛々しい…
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