Show Girl
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「ツバサ!」
「んー?」
「ご飯にする?お風呂にする?それとも…」
「ご飯!」
「人の話は最後まで聞いてよ!」
只今ルーシィ宅。
ルーシィが手料理を振る舞ってくれると言う事でやって来た
ルーシィは家に着くなり言い出した
ご飯か風呂かって聞かれたら勿論ご飯を優先するに決まっている
だから私は素直にご飯と即答しただけなのに何故かルーシィからは怒られる始末
私何か悪いこと言った?
「コホン…!気を取り直して、」
「うん?」
「もう一回言うからね!今度はちゃんと最後まで聞いてよ!?」
「おー!」
「ご飯にする?お風呂にする?それともア・タ・シ?」
「ご飯!」
やっぱり何回聞かれてもご飯な訳で、先程と同様に即答するとルーシィはガックリとうなだれた
だってご飯か風呂かルーシィでしょ?
お腹も空いたしまずはご飯からに決まってるよね〜
全く乙女心と言うものを分かっていないツバサを余所にルーシィは泣きべそをかいた
すっかり男気が定着してしまったツバサはルーシィの気持ちをこれっぽちも分かっていないのだった。
「ルーシィ〜ごはーん!」
「はいはい…」
「楽しみだなぁ!」
ご飯に負けてしまったエプロン装着のルーシィは背中を丸くしてキッチンへと向かった
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