Show Girl

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「あー疲れたわね〜」

「ルーシィんなコトより飯だ!」

「ジュビアお風呂に入りたいです」

「早く寝て疲れを取れ!」

「エルザはもうパジャマに換装してるんだね」


今日も一日お勤めご苦労様。
なんて事を何の疑問も抱かずに言える程、私はバカではないぞ?

そうだな〜
確かに疲れたしお腹も空いたし、お風呂にもすぐ入りたいし、すぐに寝たい気持ちも分かる。
だけどね、ココ一応二人部屋だからさ…


「テメエ等自分の部屋に帰りやがれ!!」


私の疑問を代弁するかの様にグレイが玄関の扉を指しながら怒鳴った。

この部屋は凄く人気みたいです
皆それぞれの部屋があるにも拘わらず、皆して私とグレイの部屋に帰って来る。
喋らないが、ガジルまでちゃっかり居座っている


「だってツバサと一緒に居たいもーん!」

「ジュビアも…!でも一番はグレイ様と一緒に…」


そう言ってルーシィは私の腕に絡み付いた
その逆の腕にジュビアが遠慮がちに服の端を掴む
ジュビアの本命はグレイなので語尾は小さな声で本音を零す


「皆一緒の方が楽しいではないか!グレイは私と一緒に居るのが嫌なのか…?」


睨み効かせ半分、悲しそうな声色半分…
そんな顔をされたら、ましてやエルザにだ
グレイは返す言葉も無く、そんなことはありませんとエルザに返す


「今日は私達が夕食を作ろう。男共は汗臭い…先に風呂に入って来い」

「イヤ、俺は…」

「いこーぜツバサ!」

「え、ちょ…ルーシィー!!」

「あぁダメ、ツバサー!」


エルザの風呂発言に焦る
ルーシィに助けを求めたが、時既に遅し。
ナツに肩を組まれズルズルと引き摺られて行く

大変な事になってしまう…





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