Show Girl

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1日目。


「ぁ…うー、む゛りだ…」

「久々に見たぞ?その格好」


何で私ってヤツは女なんだと自分に問い質したい今日この頃…
遂にやってきたのだ
私の天敵が久しぶりにしかも今このタイミングで…


「いだぃぃ」

「おー、見れば分かる」


お腹を抱え、芋虫状態の私にグレイは‘アレ’だと察知してくれたご様子。


「ぁと…ぃ、く」

「言っとくわ、大丈夫か?」

「…ん」


お腹は空いているのに、お腹は痛い。
空いていても食べる気がしない
というか、この場から動きたくも無い…

グレイに単語だけ並べて返事をし先に行ってもらうように促す

やってきたのは通称‘女の子の日’だ。
最近来ないなと思っていたらこれだ
思っていたら来やがった…
激痛により覚醒してしまった私は最早、芋虫状態になることしか出来ない。

もーアレは何処に捨てればいいんだよーとか、お腹が痛いながらも色々と考える事がある
ブツの処理もそうだが、風呂が一番厄介だ
カツラでも被り変装して女湯に突入しなきゃとか、勿論ルーシィ付きでとか

今の自分には到底、男を演じきれる自信が無い

 女の子の日=生理の日なのだから…


「じゃ行くぞ、無理すんなよ?」

「…あい」


お前はハッピーかよとツッコミがグレイから入ったが、今はそれを返せるほど元気ではない

今日は一日目な訳でまだマシとして、明日は最悪の二日目。

死ぬな明日…

バタンッと扉が閉まる音が妙に響き、そしてお腹にも響いた気がした
取り敢えず痛みがマシになったら仕事に行こうと思い、一先ず寝の体制に入る





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