Show Girl
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今だから言うが、アオイの元へは結構死ぬ気で行った
だからグレイには色々口走った気がする…
アオイと戦闘中は思いっ切り女口調になったりもしたし
その時点で私は女だってバラした様なモンだし…
最近蘇った記憶。
グレイだらけで自分でも驚いている
向こうでは逃げる所が沢山あったのでなんとかなったし、寝る時は先に寝たフリするか、ルーシィと一緒に寝たか、ガジルんとこでも寝たな
取り敢えず二人きりの状況を作らない様にしていた
唯一正体を知っているルーシィに相談しようと思っていたのに、中々話す機会も無く…
それで今日にまで至る
帰ったら、まずグレイと一つ屋根の下
私には帰る家はそこしかない
=グレイと二人きり
もう考えるだけで頭は痛いし、何か恥ずかしいし…
何より性別バレてるっぽいし…
「ツバサ今日は寝かさねえ」
「怪我人は寝るのが一番の薬なんですー!寝るぞ俺は!三秒で寝るぞ!」
「なんかヤラシイわね…ってか話が見えないんですけどー!?」
顔をグイッと近付けて凄んで言うグレイに冷や汗を流す
誰か助けて…
「お帰りみんな!」
「久しぶりだなオメェ等!」
「一気に賑やかになったな〜」
ギルドに到着。
ナツが勢い良く扉を開ければ、ミラが真っ先に駆け寄って来た
扉の一番近くの席に座っていたマカオとワカバはビールの入ったジョッキを持ち赤い顔をして出迎えてくれる
賑やか所が揃ってギルドを空けていた為、帰って来た連中を妖精の尻尾は嬉しそうに出迎えた
「アンタ達、帰りが遅かったね?」
「ツバサが怪我なんかすっからさ〜」
「あい!血塗れのミイラになってたよ」
「ツバサが寝っぱなしだったから帰還が遅れた」
「ツバサ様の格好良さは健在で、ジュビアは胸キュンしっぱなしでした!」
「男女がヘタレなせいだ」
「ツバサと一緒に寝れたし結果オーライ!お風呂も…フフン」
「俺は生殺しだっつーの!」
「ちょっと猛抗議ーー!!」
大樽を抱えたカナの久しぶりの姿にまた帰って来れたと実感。
何だけど…
連中は口を揃えてツバサがツバサがと取って付けた言い訳を揃えて、遅くなった原因を私に全部押し付けた
途中から無理矢理こじつけられてるし…
グレイの言葉の真相なんて誰も分からないだろうし…
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