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□Lesson4
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「俺に男を教えてくれ!」

Lessen4
指導者⇒ナツ


私はこの間、ハッピーと魚仲間になった

 …魚仲間ってなに?

自分で言っておきながらアレだが…
本当、魚仲間ってなんだろうか

男について教えて貰ったんじゃなく、美味しい魚について教えて貰っただけじゃん!

 …やっぱ猫じゃダメか。


はあ〜ッと深い溜め息を吐き出していると、ネコマンダーの相方、サラマンダーが話し掛けて来た。


「溜め息ついてっと幸せ逃げんぞ?」

「あーナツー」

「何かあったんかよ?」


何か勘違いしているのか、心配されている私
まぁ、アナタの相方の所為で漏れた溜め息なんですけどね…

でもでも〜!
次こそは大丈夫な筈だ!

目の前のナツは人間の男だもん
きっと男らしくなる方法教えてくれるよ
前を通ったんなら、ちゃんと聞いておかなくては!


「あのな、ナツ」

「ん?」

「俺に男を教えてくれ!」

「はあ?」


何言ってんのコイツ?とでも言いたそうな返事が返って来た

そんな反応されると、逆に困るんだけど…
みんな私の質問に普通に答えてくれたぞ?


「マジで言ってんの?」

「マジマジ!本気と書いてマジと読むんだぞ」

「…オマエ…実は女か?」

「…はあ?」


ナツ君、何言っちゃってんだよ?
そこ一番ツッコんじゃダメな所だぞ?

それを言うなら出会った最初の時に言って欲しかったよ本当に…
でも今は男で頑張っているんだから、そんな事は口が裂けても今は言わないで下さい。


「バカか!?俺は男だ!」

「だよな?何聞きたがってんのか分んねえけどよ、」

「だから俺に男を教えてほしいって言ってんの!」


うーんと唸り若干悩んでいる様にも見えるナツ
何に迷う必要があるのかと思い、ナツの回答を待つ
そして、


「男は玉二個持っててよ、長い棒があんだよ」

「…へ?」

「何今更なこと言わせてんだ?」

「はぁ…」

「後は火を食うのが男だ!」

「…それナツだけじゃねーの?」

「お前にもあんだろ?ビックリするわー」


じゃッ、と手を挙げ言いたい事を言ったナツは去って行く。
そんなナツの後ろ姿を見ながら呆然と立ち尽くす

あのーナツ君?
それ本当に男教えてくれただけだよね?
かるーく下ネタだよね…


ナツの捉え方が違った今回。

男を教えてくれと質問したので、ナツはありのままの誰でも判る‘男’の身体について説明をした

アハハ…
と、渇いた笑いを漏らす男装少女が一人。


ナツどうも男について教えてくれてありがとう。
私には無いから知りませんでした


 …とでも言うと思ってんのかー!?


それぐらい女の私でも知ってます!
あぁ、男の人から聞くと凄くリアルは話だったな…


まだまだ男らしくなるには程遠いようだ。


⇒後日談
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