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□LAST Lesson
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「俺に男を教えてくれ!」

LAST Lesson
指導者⇒グレイ


みんな当てにならなーい!
今日一日で男と言うモノを教わって来たけど、本当みんな男かよ!?

もっと為になるコトを教えてくれないかなぁ…


「何やってんだよ?」

「あっ、グレーイ!」


日もすっかり落ちてしまい、外は真っ暗だった
そこに同居人グレイがやって来た


「みんなに男について教わってたんだ!」

「男?」

「うん!だからグレイも教えてくれ」


グレイに促され足を家へと進めて行きながら聞く
最後くらいはビシッ!と締めてくれる事を期待する


「雪山で修行しろ!」

「はあ?」

「んでパン一で走り込め!」

「それじゃ、グレイと同じ変態になんだろ〜」


パン一て、ハレンチだな本当
やっぱりグレイは変態だ


「俺の師匠からの教えだ」

「えー!?師匠も変態?」

「ちげーよ。俺はそれから氷の造形魔法を教わったんだよ」


そう言ってグレイは自分の事を話してくれた
普段こう言った話はしないので、凄く新鮮に思えた
グレイの脱ぎ癖はそこから来たんだな


「それサラシ巻くのオッケーか?」

「サラシ?」


あぁ…しまった…!
何自分でサラシとか言ってんだ
自分から正体暴く所だった…


「いやぁ最初は寒いからさ〜」

「そー言うコトか、ウルは上下下着でやってたぞ?」


ウルって師匠かな?
ってか女の人だったんだ

じゃ、私も走る時は下着だな
あぁ寒そ…
考えただけで寒くなって来た

そうこうしている内に家に着いた
グレイは、先に風呂入るぞと言って浴室へ直行


ヨシ!
私も立派な氷の造形魔導士になるぞー!

ってちがーう!
男を教えて貰おうと思ってたのにグレイの生い立ち教えてもらっただけじゃないか

しかも私は風の魔導士だ…

まあいいか。
グレイの話も聞けたし
今回はこれで良しとしよう!


色々な話しを聞き疲れてしまったその日、グッスリと眠ったそうだ
まだまだ男らしくなるには程遠いようだ


⇒後日談
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