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□何となくおめでとうの日
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「ツバサ明日は暇か!?」
「明日?何もないと思う〜」
「明日は仕事行っちゃダメだよ」
「グレイが仕事行かないって言ってたから大丈夫だと思うけど」
カウンターで大好きなミラのご飯をがっつくお昼のことだ
隣に座って来たナツは専用のファイヤーメニューを頼み、ハッピーは魚を一匹どこから取り出したそれを幸せそうな顔で食べていた
そんな中、不意に聞かれた明日の予定
明日は一日ゆっくりするかとか言ってたグレイ。
特にする事もないと思っていたとこだ
この二人の言い方からして何かしてくれるのだろうか?
でも一緒に仕事行こうとか言われたら却下するけど…
絶対何か変な仕事そうな気がするから
もうメイド服は来たくないし…
「ツバサ明日のご飯、何かリクエストある?」
そんなこともあったなと昔に行った仕事内容を思い出し、身震いしていたらミラがニコニコと明日の話を持ち掛けてきた
そりゃ私は、食い意地張ってるかもしれないけど、何もご飯食べてる最中に明日のご飯を聞かれるなんて…
超が付くほどの食いしん坊さんみたいじゃないか
「十分、食いしん坊じゃねえか」
「グレイ。心を読むなっていつも言ってんだろ!」
「だから声に出てるっていつも言ってんだろ?」
空いた隣の席に座ったグレイは、座るなりいつもの様に私の心の声に返答する
それに答える様にナツは爆笑してだだ漏れだと爆笑し、ハッピーにはバカだねと言われる始末。
ミラは相変わらず笑顔を崩さず、食べてくれるのは嬉しいことよと言った
みんなして私の心の声に返答すると言うことは、やっぱ口に出して言ってんのかと実感してしまう
言ってるつもりないのにな…
「だから口に出てんぞって!今更気付くとか、俺は毎回言ってんだろ?声に出てるって」
「もーグレイのバカー!」
またしても心の声に返答するグレイにやっぱ声に出てると再実感してしまい、何とも言えないちょっとした怒りをグレイにぶつける
それをやっぱり聞こえていたナツとハッピー、ミラはツバサを見て笑っていた。
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