「最近ナナシチャン綺麗になったわね」
「本当?」
「彼氏でも出来たのかな〜?」
いつもの妖精の尻尾。
いつものカウンター席に座り、いつものメンバーと話して笑いあう
そんなあたしは今、ミラとルーシィとお話し中
毎日同じことの繰り返しだった日々
辛かった日々から何度も抜け出そうと思った
いっそのこと、この街を出て行こうとも思ったこともあった
でもあたしの生活は180℃変わった
ずっと霧が掛かっていたのがすーっと晴れて行ったみたい
「そんな人出来る訳ないじゃない」
「じゃあどうしてずっとニコニコ笑ってんの?怪しいぞ〜」
ルーシィがあたしをからかって肘で突いてきた
笑っているのは毎日が楽しいから
‘彼氏’
まだ慣れない言葉だけど
それはあたしと‘彼’との秘密。Sweet love…
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