Present

□Promise
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「ロキは何処に行ったのよー!」

「…ナナシチャン」


ロキが私の前に顔を出さなくなった

女遊びが激しくていつも違う女の子を連れていた
でも私のとこに来るときはいつも女の子は居なかった。

そんなロキから言われた言葉


「ナナシチャン、好きだよ」


こんなこと言われても説得力がない
どうせその言葉、みんなに言ってるんでしょ?

一度はロキを断ったもののそれからのロキは女の子とは遊ばなくなり毎日私の所に来た

どれだけ私のことが好きか教えるんだって


「ルーシィ、ロキはどこ行ったのかな?」

「さ、さぁ何処だろね」

「毎日居たのが急に居なくなったら…寂しいじゃないのー!」


私は両手を上げて叫んだ

居無くなってから気付くってよく言うけど、本当その通り

私、ロキのことすごく好きみたい。

だから私も次に会ったら答えようと思ってたのに…

姿を現さないじゃなーい!

言い逃げもいいとこよ


「ごめんねルーシィ、今日は帰るね」


ルーシィに別れを告げて席を立った

ロキ…
女好きで口が上手くて、変態で手も早くて
ロキを思い出せば良いところなんて出て来ない

でも知ってる。
本当はすごく優しい奴だって
みんなに優しいんだ

ロキから言われた言葉も全部偽りなんかじゃないって信じてるよ

約束したでしょ?
私から離れないって…

あの約束は嘘だったの?
今すぐ私の前に姿を見せてくれたら、怒るけどでも笑って迎えるのに…

ロキ、会いたいよ



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