Present

□Crazy 4 U
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マグノリア駅。


今日は単独で仕事に出ていた

内容は最近街に出没する盗賊の退治


相手は一般人
魔法も使うことなく仕事はすぐに完了


あまりにも手応えの無さ過ぎる相手に予定していた時間より大分早く終わった。

早いと言っても辺りはすっかり真っ暗になっていた



だから駅降りてすぐにある行き着けのバーに足を運んだ




「いらっしゃい!おや、グレイじゃないか」

「よお、マスターいつもの頼むわ」





此処のマスターは気さくな人で打ち解けるまでに時間はかからなかった


俺がいつも注文するのも解っている。

そしてカウンターの一角に腰を下ろした





「仕事帰りかい?」

「全然張り合いのない仕事だったわ」

「そりゃお疲れさん」

「ちょっとマスター!あたしの話し聞いてる?」





マスターと他愛もない話しをしていたら全然気付かなかったけど二つ先の席に女が居た


マスターの声に被せる用に話しに突然入って来たのだった


机をバシバシと叩きマスターに話しを聞くよう促す





「話し聞いてくれなきゃ、あたし泣いちゃう〜」

「ごめんごめん、酷い彼氏だったね」

「あんな男はこっちから願い下げよ」




ああは言ってる物の顔は今にも泣き出しそうだった。


言動が全く合って居ない



気が強いんだか弱いんだか解らない




「あたしを振ったことを後悔すればいいのよ」




うわぁーん。
そう言って机に突っ伏し今度は本当に泣き出した



変な女だな…


そう思っていたらマスターが耳打ちをしてきた




「あのお客さん今日夕方からずっと居るんだよ」

「で、マスターはずっと相手してる訳か?」

「そうなんだよ。たまに来る客で、普通に可愛い子なんだけど…」




はあっとため息を着いてその女を横目で見たマスター


あのマスターがため息吐くってことは相当、手強い女とみた


こいいう仕事も大変何だなと俺は他人事。



見るからに妖精の尻尾には居なさそうなキャラだ




俺はマスターの肩を叩き頑張れよと一言声をかけた。








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