Present

□天敵はアイツ!
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リビングに入って疑問が解決した。

掃除をしていたのか掃除機がほったらかしにされている。

その近くの壁に張り付いていたテカテカ光っている奴。


「なんだ。ゴキb『Σ名前を言わないで!!せめてGにして!!』ジ、Gか;」


そういえば、ナナシチャンは虫が苦手だったよな。

特にコイツG。


「こんなもん、俺の魔法で」


右手に魔法でハエたたきを作りGを潰そうと腕を振り上げる。


『潰しちゃダメェェェエエエ!!!』

「Σのあっ!!」


ナナシチャンが俺を後から押して狙いが外れた。

それに驚いてかGは羽を出して。


『Σと、飛んだーーー!!!』


そして何故がナナシチャンの方へ。


『きゃぁぁぁああ!!!!なんでこっちに来るのー!!』


ナナシチャンの叫びを無視するかのようにGは方向を変えない。


『いやぁぁぁああ!!!(泣)』


パニックしているのかナナシチャンは両手を突き出して魔法を出す構えをする。







・・・・・Σって、魔法!!?




「ちょ、待て!お前の魔法は!!」


俺の声が届かなかったのか遅かったのか、魔法は発動してしまった。


ゴォォォォオオオオ


ナナシチャンの魔法は風。

それも強力な。


『び、ビックリした・・・』

「ビックリしたのはこっちだ」


そんな魔法を部屋で使った訳だから、当然部屋はグチャグチャ。


『・・・・・また掃除しなきゃ・・・』

「俺も手伝ってやるから」


そうして二人で掃除を始めた。





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