Present

□秘めた思いは
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今日の仕事が終わった。

いつもならナツやルーシィ、エルザ、ハッピーと行くのだが。

久々に一人で行った。

なんか、静かだよなぁ。

べ、別に寂しくなんかねぇけどよ!






・・・・・誰だ。

さっき俺をツンデレなんて言いやがったのは(怒)

まぁいいけどよ。



グゥ〜〜〜〜。




その時、俺の腹が鳴った。

そういえば昼、食べ損ねたんだった。

顔をあげた俺の視界に入ったのは喫茶店だ。


丁度いいや。

あそこで食べていこ。



カランカラン。



「いらっしゃい」


モノクルをかけた老人が皿を拭きながら入って来た俺に声をかける。

俺は適当に席に座り、周りを見渡す。

時間が時間なので人が少ない。

しかし店の内装は落ち着いていてオシャレだ。


『お一人ですか?』


そんな俺に声をかけたのは綺麗な笑顔の女だった。

いや、綺麗というより可愛いかもしれない。

とにかく綺麗に笑う奴だ。


『あ、あの。お客様?』


Σハッ!!




そいつに声をかけられて我に返る。


「そうだな。オススメってあるか?」

『そうですね・・・・・・エスプレッソなんてどうですか?マスターは良い味を出すんですよ?』

「おいおい、ナナシチャンちゃん。そんなに褒めなくていいだろう?」


さっきのモノクルをかけた老人が答える。

彼がマスターなのだろう。





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