LOG置き場!

□週刊ソーサラー@
1ページ/1ページ


「今回こそはあたしに興味を持ってもらわないと!」

「なんで?」

「だって悲しいでしょー」


そう言って叫びだしたルーシィ
果たしてそこまで張り切るもんなのか…?


「ツバサもおめかししとく?いっそのこと雑誌で読者様にバラしてしまうとか」

「いやいや…洒落になりませんよルーシィさん」


ここ一応、ルーシィと私の小声ねー

私ツバサは今更ですけど男装してる女です、ハイ。
ある事をキッカケにルーシィにバレてしまってからは何でも話せる最高の女友達になりました


「でもダメだわ!ツバサの秘密を知っていいのはルーシィ様だけでいいのよ!なんたってあたしのだーい好きなツバサ〜」

「うおっ…」


バターンッ!と、言う効果音立ててルーシィに襲われ椅子ごと後ろに倒れる始末。
最高の女友達になったんだけどバレてからも変わらず過激に愛されている…気がする…


「何やってんだ?二人して」

「イヤ…見てないで助けろ…」


今日も素敵なパンツだけを身に纏ったこの人はグレイ
私を居候させてくれているイイ人だ
ただ、脱ぐ癖が無ければ文句無しのイイ人なんだけど…

腰に手を当て、覗き込む様にして押し倒された私を見ているだけの変態

流石に椅子から、しかもルーシィ付きで倒れたので痛い。
そんなルーシィはごめんね〜と謝ってゆっくりと離れる
私は急な事過ぎてルーシィが退いた今でも動けずに固まって倒れたまま
そんな私をグレイが両脇を抱えて起こしてくれた


「浮かれてんのは分かったから怪我すんなよ」

「一番浮かれてんのはアンタじゃないの?」

「あぁあ!?またやっちまった…!」


ルーシィにより指摘された格好はいつもの如くお馴染みのグレイの叫びで幕を閉じる


「またくんのかよ?俺アイツ嫌いだ」

「あい!全部ホントのことだから仕方ないけどね」

「ツバサ、今日はお前がナツだ」

「ちょ、ちょっと!?」

「アンタ学習能力ないの…」


ナツは私に自分の服のベスト?を着せてマフラーを首に巻きだした。
そしてよりナツに似せる為に髪を立たせる
ルーシィは呆れた様に額に手を当てて溜め息を吐いた
それは以前、ルーシィ自信もナツにやられたからだ

思えばこの二人のせいで私は男と間違われ…
色々あったけど、危機を逃れつつなんとか今までこの妖精の尻尾で男を演じて来た
ナツとハッピーの愚痴を言わせてもらえば、そりゃもう止まらないよ?

有りすぎて…

って、私なに今更ながら皆の紹介みたいのやってんだ?
取り敢えず言いたいのは、今日は週間ソーサラーの記者が取材しに来るんだって

その為か妖精の尻尾はいつもより綺麗めな感じ
今日が取材に来るのが二回目らしく皆は落ち着いていた
まあ私もどーでもいいので来たら来たで暖かい目で見守るつもりでいたんだけど…


「クール!クゥール!CooooooL!!!!いつ来ても最高だぜ〜妖精の尻尾!」


何の前触れも無く突如に大きな音を立てメイン扉を激しく開けて滑り込む様に両膝をついて入って来たのは取材の人か…?


「オーーー!!会いたかったぜー」


連中はいきなり入って来た人に一斉に視線を向けた
その人は入って来るなり、ある一点を指差して叫んだ
そして、指を指したまま目的に向かって走り出す


…ん?
何かおかしいぞ…
もしかして…
向かって来てるのって…


「今日はヨロシク頼むぜ〜ツバサ!」

「………はあーー!?」


何だこの展開…。



TO BE CONTINUED

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]