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4月は・・・お花見!!
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 Gackt「お疲れ!」

 YOU「ガク お疲れ!」

 Chacha「お疲れ!ガク」

 Ju-ken「お疲れさん!」

 Ryu「お疲れっす!」

 ナレーション「今日は、これで終わりのようだ。」

 効果音「ガラガラガラ・・・」

 ナレーション「ふと窓を開けて外を覗くGackt。」

 Gackt「あぁ…桜が咲いてるね…」

 Chacha「これから、皆で花見でもしよか?」

 Gackt「そうだな・・・場所は・・・」

 YOU「例のとこはどうや?」

 Ju-ken「例のとこって?」

 Gackt「Ju−kenは初めてだから知らないか」

 YOU「ええところがあるんッスよ〜うひひひ」

 Ju-ken「な、なんだその笑い・・もしかして・・・イイとこ?いひひひひ」

 Gackt「YOU!誤解されるような笑い方するなよ!JU-KENも、そういうとこ行きたいワケ?」

 Ju-ken「い、いや・・・そんなんじゃないっす」

 Chacha「ガク。まぁ、ええやん!なっ?Ju-kenも行ってみればわかるし・・・な?」

 Ryu「じゃっ。酒を買い込んで行こう!」

 Gackt「RYU!!ワインも忘れないでね♪」

 Ryu「おう!任せとけ!」

 ナレーション「しばらくすると、台車に箱を山積みにしたRYUが帰ってきた。」

 YOU「RYUさん!な、何スかこれ?ちょっと、買いすぎちゃいますかぁ?」

 Ju-ken「そうッスよ、こんなに飲みきれませんよ!」

 Chacha「いやー、ええんちゃう?いつも足らんで、YOUが買いに行かされてるやん。」

 YOU「あー そうっすね」

 Chacha「さ、出発しよか」

 ナレーション「スタッフの運転する車に乗り、花見場所へと移動するG-job。」

 Gackt「着いたー」

 Ju-ken「おおー」

 ナレーション「歓声をあげるJu−ken」

 Ju-ken「満開だ〜ッ!」

 Chacha「ほんまや、ええときに来たな。」

 Ju-ken「それにしても、他に人がいないなあ、この山。こんなに桜あるのに。」

 Gackt「それはね・・・今日は僕が、この山を借り切ったからだよ・・・。」

 Ju-ken「えええっ?や、山ごと?さすがガク・・・やるな・・・。」

 Gackt「だから、どれだけ騒いでも大丈夫だよ、JU-KEN」

 Ju-ken「そっか!じゃ、飲むぞ!騒ぐぞ!な、みんな!!!!!」

 Ryu「最初っからとばしすぎるなよ、Ju-ken」

 YOU「そーそー 介抱するのはごめんだから」

 Chacha「じゃ、乾杯しよか?」

 ナレーション「全員グラスには注がずにボトルを手に取ると・・・」

 全員「かんぱーい!!!」

 ナレーション「RyuがJu-kenに言った言葉は何だったのか?最初からとばし過ぎである。」

 Gackt「ま、最後まで残るのはボクだね」

 効果音「ゴクゴク・・・ぷはぁ〜」

 Ju-ken「うま〜い!!あははははは」

 ナレーション「すでに出来上がりつつあるJu-ken」

 YOU「Ju-kenさんピッチ早くないですか?」

 Ju-ken「あ?そんなことないない」

 ナレーション「しかし、足元がふらついているJu−ken」

 Ju-ken「ぜぇ〜んぜんっ、ダイジョーブィッ!!!」

 Ryu「JU-KEN・・・歳がバレるで、そのギャグ・・・。」

 Ju-ken「うわっRYUさんに言われたくな・・・あわわわわ」

 Ryu「なんやと〜ぅ!もっぺん言ってみぃ〜!!!」

 Ju-ken「イヤ、冗談ッスよ!じょ・う・だ・ん☆てへっ!」

 Chacha「いやいや、RYUのことを言うなら、俺のことを言うのと一緒やで〜。これ、飲み!」

 ナレーション「Chachaが、JU-KENにワインの瓶を渡した。」

 Chacha「JU-KENは、酒、大好きやもんな〜?これくらい、飲めるもんな〜?」

 Ryu「Chachaさん・・・鬼や・・・あんた、鬼や・・・。」

 ナレーション「どうやら今年はJu-kenがターゲットのようだ。」

 効果音「うぐっ・・・うぐっ・・・ゴクゴク・・・うげっ・・・」

 Ju-ken「もう勘弁してくらはい〜うへ〜」

 Chacha「あ〜はははは〜ははははははは〜」

 Gackt「Chacha?楽しそうだね…ふふっ・・・飲んでるの?」

 効果音「ギクッ!!!!!!ゴクリ・・・・・・。」

 Chacha「のののの…飲んでるでぇー!!さささ…桜、綺麗やなぁ…あははっ」

 Gackt「そうだね・・・でもまだ、桜を見てる余裕があるんだね・・・(微笑)」

 Chacha「いやー、いうても花見やからな〜!」

 YOU「ほら、ガク、風が出てきた。花びらが散って、キレイやん。」

 Gackt「あ・・・ホントだー・・・。キレイだね・・・。」

 Chacha「(小声で)YOU!グッジョブ!!!!!」

 YOU「(小声で)任せてくださいよ、Chachaさん!」

 Gackt「ところで・・・YOU・・・まだ飲みが足りないんじゃない?(微笑)」

 YOU「今度は俺かよ・・・(泣)」

 Gackt「ん?何?YOU・・・何か言った?」

 YOU「(助けて下さいよぉ〜Chachaさ〜ん!!)」

 Chacha「Ju-ken酒好きやな〜?もっと飲めるんちゃうか〜?あはははは〜」

 Ryu「完全に、変な方程式が出来てるな・・・はははははっ!!!」

 全員「RYU!!!楽しそうだなー飲めーーーーー!!!」

 効果音「ぐぼぼぼぼぼ・・・・うぐぐぐぐ・・・・」

 Ju-ken「っぷはぁ〜 ういっく…うまいっす♪もっとくらはいv」

 Gackt「Ju-kenろれつが回ってないぞ…」

 Ju-ken「えー、そんらことないよー!ぜんっぜん、ダイジョーブィッ!」

 全員「またそれかよ!!!!!」

 効果音「バタッ」

 ナレーション「Ju−kenが倒れてしまった」

 Ryu「おっおい!大丈夫か?」

 Ju-ken「だいじょーぶ・・・じゃないみたい・・・ぉぇー」

 Gackt「JU-KEN・・・僕の前で吐いたら・・・蹴るよ?(ニッコリ)」

 ナレーション「あわてて手で口を押さえるJu−ken」

 YOU「せ、洗面器ないかな?」

 Chacha「そんなもん持ってくるわけないない」

 Ryu「洗面器はないが、それ専用の袋はある!! Ju-kenパスッ」

 Chacha「なんでそんなもん持ってるや?!」

 Ryu「去年…Gacktに殺されるかと思いましたからねぇ…(泣)」

 Chacha「あぁ…そうやったなぁ…(遠い目)」

 ナレーション「chachaとRyuの姿は夫婦漫才のようだった。」

 YOU「う゛…僕も…なんだか…気持ち…わ…る…」

 Gackt「吐くなよ…YOU…(ワナワナ)」

 YOU「も、もうダメかも・・・」

 Chacha「Ryu!YOUも危ないっ!」

 Ryu「おぅ!YOUパスッ!!」

 Gackt「やっぱり…今年もこうなるのか…」

 Chacha「お前がそうさせとるんじゃー!!」

 Gackt「Chacha…今年はまだ大丈夫みたいだね?ふふっ」

 Chacha「ん?い、いや、俺もそろそろ限界かな〜、なんて・・・あははははははは!」

 ナレーション「横目でRYUをチラっと見るChacha。」

 Ryu「分かりました!飲ませて頂きます!」

 YOU「RYUさん・・・む、無理しないほうがいいッスよ・・・ぉぇ」

 Ryu「いや、Chachaさんは俺がデビューの頃から世話になってる先輩や!後輩として、飲まんわけにはいかん!」

 Chacha「RYU・・・お前、ええ後輩やなぁ・・・(しみじみ)」

 YOU「RYUさん、男ッスねー!!!」

 Ryu「男・竜一、行かせていただきます!ゴクゴクゴクゴク・・・とな!!」

 効果音「バタン!!!!!!」

 YOU「わー!!RYUさんが倒れた!!!!!RYUさん!大丈夫ッスか?」

 Chacha「RYU・・・俺のために・・・ぅぅぅ」

 Gackt「ええ話や〜・・・」

 全員「誰のせいやねん!!!!!」

 Gackt「あはははは」

 Chacha「笑ってごまかすな!」

 Ju-ken「そうだそうだ〜ガク〜お前も飲め〜ぇぇぇぇぇ」

 Chacha「JU-KEN、復活したか?でもまだろれつが回ってへんで〜。」

 Ju-ken「も、大丈夫ッスぅぅぅ〜たぶん〜。さ、ガク、飲め飲め〜。」

 Gackt「望むところさ・・・どんどん持ってきて、いいよ。」

 Ju-ken「じゃあまず、これと〜これと〜、これ飲むんら〜。」

 効果音「ゴクゴクゴク・・・」

 Gackt「あー、やっぱり外で飲むとおいしいよね!」

 YOU「全然効いてへんやん・・・じゃあ、これも。」

 ナレーション「YOUも復活してきた。」

 Chacha「じゃあそれと、これとこれとこれ!」

 ナレーション「なにげに容赦ないChachaであった。」

 Gackt「まだまだ・・・かかってこいよー!!!」

 ナレーション「段々声が大きくなるGackt。」

 YOU「ガ、ガク・・・大丈夫か?」

 Gackt「何言ってんだ、このアマチュアがーッ!!!もっとぅ!もっとぅ!」

 Chacha「あっはっはっはっは、いいぞ〜ガク〜!もっと飲め〜!」

 YOU「ちゃ、Chachaさん、ダメですって!ガク、目が据わってきてますよ!これ以上飲ませたら危ないですよ!」

 Chacha「大丈夫やって〜!あはははははは」

 YOU「Chachaさんってば!」

 Chacha「ええぞ〜ガク〜!あっはっはっはっは!!!」

 YOU「だ、ダメだ・・・Chachaさんも完全に逝っちゃってる・・・。」

 ナレーション「呆然とするYOUの肩を、誰かが叩いた。」

 YOU「RYUさん・・・大丈夫ッスか?」

 Ryu「大丈夫や。すっかり出してきたからな☆」

 YOU「RYUさん、あの二人を止めてくださいよ!」

 ナレーション「RYUは黙って首を振った。」

 Ryu「もう遅い・・・もう遅いんや。」

 YOU「そ・・・そんな!RYUさん!だって・・・ッ!」

 Ryu「何も言うな、YOU。俺たちに今できることは、黙って見守ることだけだ。」

 YOU「RYUさん・・・分かりました・・・うっうっう・・・。」

 Ryu「泣くなYOU!ほら、桜がキレイじゃないか・・・。」

 ナレーション「肩を抱き合いながら、今まで忘れきっていた桜を見上げる二人だった。」

 Chacha「どうしたー!!!そんなもんかー!!!もっとぅ!もっとぅ!!!」

 Gackt「Chacha!それは僕の台詞だよ!」

 Chacha「あはははははは!そうやったー!!!オーイエ〜!!!」

 Gackt「あはははははは!オーイエ〜!もっとぅ!もっとぅ!」

 ナレーション「気がつけば・・・あれだけ山積みに用意した酒も殆ど空になっていた。」

 Chacha「YOU!ワイン持ってこーい!!!」

 YOU「ちゃ・・・Chachaさん・・・ワインはもうないです・・・」

 Gackt「んあ〜っ?何言ってるんだよ!誰が飲んだんだ〜!!」

 全員「(小声で)お前だよ・・・」

 Gackt「あと何本残ってるんだ?最後は全員で一気大会だ!!」

 ナレーション「酒は人数分の一升瓶しか残っていなかった。」

 YOU「こ・・・こんなの無茶だよ・・・(涙)」

 Gackt「どーしたぁー!!そんなもんかー!!かかってこいよーーー!!!」

 Chacha「オーイエーィ!!!」

 Ju-ken「うえっぷ・・・ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

 Ryu「ついに、この時が来たか・・・サヨナラ・・・」

 ナレーション「Gackt以外は全員が片手に一升瓶、片手にエチケット袋を持っている。」

 Gackt「気合いが足りないんだよ!!!!!」

 Chacha「よーし!こうなりゃヤケだ!!!ついてこいよ〜!!」

 ナレーション「Chachaが一升瓶を一気し始めた後…全員が続けた。もう誰にも止められない…」

 Ju-ken「うぷっ。ゴクゴク・・・うえ〜・・・ゴクゴク・・・ひぃぃぃぃ・・・パタン。」

 ナレーション「最初の脱落者・・・Ju-ken・・・。」

 YOU「うえっぷ・・・ら・・・らいりょーぶれすか〜?じゅー・・・け・・・パタン。」

 ナレーション「続いて脱落したのは・・・YOU・・・。」

 Chacha「おまいら・・・らいじょー・・・・ぶい・・・あははは・・・パタリ。」

 ナレーション「地獄絵図である・・・chachaの脱落で残るはGacktとRyuである。」

 Ryu「み・・・みんな、死ぬなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!おぇっ・・・」

 Gackt「Ryu・・・今年はがんばるね?うっ・・・日本酒って苦手なのに・・・」

 ナレーション「Gackt・・・やや優勢?やはり今年もjob全員脱落か?」

 Ryu「いや・・・一度倒れて復活した俺や。簡単には負けられへん!!!」

 ナレーション「必死に一升瓶を持ち上げるRYUであった。」

 YOU「Ryuさん・・・だったら自分も!!やります!!!」

 Ju-ken「自分も!!まだまだいけます!!!!!」

 ナレーション「こうして、また一気大会が復活したGackt job・・・最後まで残るのは誰だ?」

 Ryu「おう!!お前ら、死ぬ気でいくぞ!!!」

 YOU「ガク〜行くで〜ぇ」

 効果音「ガクッ」

 ナレーション「今ひとつ気合の抜けるYOUの掛け声だった。」

 Ryu「ようし!受けてみろ!ガク!・・・って、アレ?」

 Gackt「(はらはらはらはら・・・)」

 Ryu「な、何泣いてるんや?」

 Ju-ken「ガ、ガク?ど、どうした・・・?」

 Gackt「こんないい仲間を持って、僕は幸せだよ・・・(はらはらはらはら)」

 Chacha「あー。これが出たか・・・。」

 Ju-ken「ちゃ、Chachaさん、どうしちゃったんスか、ガクは。」

 Chacha「これはな〜。相当酔っ払ってんねん。」

 Ju-ken「はぁ?」

 Chacha「ガクはな〜、酔っ払うとまずめちゃくちゃ陽気になってな。」

 Ju-ken「ふむふむ、それは良く見るな。」

 Chacha「更に酔うと、泣き出すねん。」

 Ju-ken「ええっ!」

 Chacha「そういえば・・・前にも見た気が・・・。」

 YOU「いつものことですよ・・・。」

 Chacha「そんでな、もっともっと酔うと・・・。」

 Ju-ken「えっまだ続きがあるんスか?」

 Ryu「それは俺も見たことないな。もっともっと酔うと?」

 YOU「あっChachaさん、ヤバイっす!ガク、まだすごい飲んでますよー!!!」

 Chacha「うわっ、や、ヤバイ!みんな、逃げろ!」

 Ju-ken「ええっ!?」

 ナレーション「一目散に逃げ出すChachaとYOU。わけも分からず付いていくJU-KENとRYUだったが、飲みすぎて上手く走れない。」

 Gackt「フフフフフフ・・・この僕から逃げられると思うなよ。」

 Ryu「な、なんやねん・・・って、うわー!!!!!」

 Ju-ken「Chachaさん!RYUさんが!!!」

 Chacha「振り返るな!振り返ったらアカン!ガクはな、更に酔うと、暴れるんや!」

 Ju-ken「えっRYUさん捕まっちゃいましたよ!」

 Chacha「周りの人間を、手当たり次第に捕まえて、それで・・・」

 Ju-ken「それで・・・?」

 Chacha「ここから先は、俺の口からは言えん!」

 Ju-ken「ええええええー!!!」

 Ryu「うわぁぁぁぁぁぁ!やめろガク!ひぃぃぃぃぃ!」

 YOU「ああ、RYUさんが!」

 Chacha「すまんRYU・・・お前を置いて逃げる俺たちを許してくれ・・・お前の屍は、あとで俺がきっちり拾ったるから・・・。」

 Ryu「どぁああああああああ〜!!」

 Ju-ken「RYUさんの体が宙を舞っているぅー!!」

 効果音「キラーン☆」

 Chacha「JU、JU-KEN!!声がでか過ぎる!!(小声で)」

 YOU「もう遅いですよ…ガクがこっちに向かって走ってきてます…」

 効果音「ドドドドドドドドドドドドドドッ!!」

 Chacha「何を悠長なこといっとんねん!逃げなー!!」

 全員「うわぁーーーーーーーーーーーー!!」

 ナレーション「こうして1人、また1人とGacktの餌食になっていった。」

 Gackt「ふふっ。みんな…まだ、寝かせないよ?(微笑)」

 ナレーション「寝ている訳ではないと思うが…。」

 効果音「パタリ・・・ザワザワザワ・・・・」

 ナレーション「Gacktが仰向けに倒れた時、風があたりを包んだ。」

 Gackt「あぁ・・・綺麗だ・・・・月に照らされた花びら・・・」

 効果音「サワサワサワ・・・・サワサワサワ・・・・・・」

 ナレーション「いつの間にか夜空に舞う桜吹雪を全員が見ていた。」

 Chacha「今年の桜もエエ桜やったな〜?」

 Ryu「そうッスね・・・?な、JU-KEN。」

 Ju-ken「え?あ、ああ、キレイっすね・・・。」

 Gackt「ホント・・・ずっと、いつまでもみんなで桜を見られるといいな・・・」

 ナレーション「Gacktの声が少し震えていた。」

 Gackt「それがみんなの為なら喜んで僕は送り出すけれど、こうしていられるのも、いつまでなのかなって、思うんだ・・・。」

 Chacha「ガク・・・。」

 Ryu「ガク・・・。」

 Ju-ken「ガク・・・(涙)」

 ナレーション「みんな、それ以上Gacktに言葉をかけることもできず、黙り込んだ。」

 Gackt「ゴメン・・・なんか、しんみりしちゃったね・・・。」

 ナレーション「Gacktが苦笑いをした。」

 効果音「ガバッ!」

 ナレーション「YOUが急に、身を起こした。」

 YOU「大丈夫やって!桜は、ちゃんと毎年咲くんやから!」

 Gackt「YOU・・・?」

 YOU「俺たちがもしも将来、別の道を歩くことになったって、心まで離れることはないんやで。いつだって一緒に桜を見ることができる。」

 Gackt「YOU・・・。」

 YOU「それにもし、一緒にいることができなくたって、桜を見たら今日のことを思い出すやろ?ちゃんと、つながってるんや。」

 Gackt「そうだね・・・YOU、ありがとう。」

 Chacha「YOU・・・ええこと言うな〜。」

 Ryu「うんうん、ほんまに。」

 Ju-ken「あー、泣けてきたッス・・・。」

 YOU「それにな、ガク、俺はお前が俺を要らんって言うまで、いや、要らんて言われても、ずっと一緒におるで。ずっとやで。」

 Gackt「フフっ、YOUは一番長生きしそうだから、ホントにずっと一緒にいてくれそうだね」

 Chacha「なんてったって、ロボやからな!人間より長持ちしそうや〜!」

 YOU「ちゃ、Chachaさん〜、そりゃナイっすよ〜!」

 全員「あはははははははは!」

 ナレーション「仰向けになりながら、笑いあう5人の上に、いつまでもいつまでも、桜の花びらが散っていた・・・。」

〜Copyright © 2003-2010 Angel Moon〜

 




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