H×H

□アイスクリーム
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長い冬も終わり、暖かい春を迎えた。

だけど温暖化のせいなのか、春だというのに日照りが激しい日が何日か続いた。


そんなとき決まってキルアは、アイスクリームを買うのだった。



今日はクラピカが欲しかった本を買うために、めったに行かない書店に一緒に行ったキルア。


「すっげぇな。クラピカこんな分厚い本、読めんのかよ!」

クラピカが手にしている、その分厚い本を見ては、有り得ないといったように言う。


「何を言っている。キルア、これを分厚いというなら、あれを見ろ。」

指差した先には、クラピカが手にした本の3倍はあろう本があった。


「ありえねー。……また俺放置されんのかよ」
ボソッと呟いたキルアを無視し、クラピカはお金を払って、2人は店を出た。
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