H×H
□アイスクリーム
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「仕方ないな、ほら口開けて。」
禁断のあーんをやってもらうキルア。
おそらくクラピカが女性だと勘違いしている者はそこら中にいて、いいなぁと羨ましく思っているに違いない。
そんなことには気付いてないクラピカは、キルアに2回目のあーんを、やってあげる。
気付いているキルアは、なんだか調子に乗ってきていた。
そこで思いついた。
「なぁクラピカ!俺のも食って!」
ハイっとアイスを口にもってかれたが、クラピカは突然すぎて反応できず、口にチョコが付いてしまった。
「………キルア!!」
「クラピカ、そのまま!」
来ました!と言わんばかりに、キルアはクラピカの頬に手を伸ばした。
チュッ
「…………!?……」
なにも言葉を発せないまま、クラピカは突然の出来事に顔を赤らめた。
「おいしかったな〜♪」
キルアは意地悪に笑ってみせた。
「〜〜〜キルア!!!」
そのあとクラピカが激怒したのは言うまでもない。
甘い甘いアイスクリームと、甘い甘い口付けに、酔いしれる暇もなかったのだった。