『何か用でしょうか?』








仁王「・・・何のマネじゃ?」

『あら?何の事かしら?』

仁王「気持ち悪ぃ」

『まぁ!!ひどいわ!乙女に向かって気持ち悪ぃだなんて・・・』

仁王「・・・」

『それでは、私はこれで♪ごきげんよう』

仁王「帰るのけ?まな板娘」

『・・・お、ほほほほ。帰りが遅くなると心配されますの』

仁王「ほぉ?確か一人暮らしじゃなかったかのぉ?そんな事も忘れてしまったんか?バカじゃな」

『・・・』

仁王「まぁ、その単細胞な頭じゃ仕方ない事じゃけどなwまた明日な〜」







ガシッ

仁王「何じゃ?帰るんじゃなかったんか?」

『誰がバカ娘?誰がまな板?誰が気持ち悪ぃか言ってごらん?』

仁王「自覚しとるんじゃ。今更言う必要ないけ」

『黙れ、バカ仁王』

仁王「や〜っと本性現しよった」

『これからはね、ニューバージョンで行こうと思ったのに!!』

仁王「諦める事じゃな。もう周りにバレバレじゃ」

『あんたのせいでね!!!!』

仁王「そのままでいいと思うがのぉ」

『ダメ!私こんなんだから、ラブレターも告白もされないんだから!!これからはお淑やかになるの!!』

仁王「・・・あれがお淑やかねぇ」

『去年もイメチェン失敗だし!ほぼ仁王のせいでーー!!!』

仁王「人間そのままが一番って事」






彼女はまだ知らない。




何で誰も彼女に近づけないのか・・・。







仁王「いい加減あきらめんしゃい」

『嫌』

仁王「俺が彼氏になってやろうか?」

『冗談でしょ?』

仁王「ピヨ」

『来年は、優等生キャラで行ってみよう!!まずメガネを準備しなきゃ』


仁王「・・・形から入りすぎじゃ」





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