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□Sweet again
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「松本・・・・・そろそろ休憩にしろ」
「休憩・・・ですか?いいんですか…?」
「あぁ…まだ行ってねぇだろ…。」
「そうですけど‥」
「ついでに、この書類を十一番隊まで届けてきてくれ。必ずやるように、と伝えてな。そしたら飯でも食ってこい」
「十一番隊ですね。急ぎですか?」
「いや、そうじゃないんだが…・・・俺はあまりあの隊には行きたくねぇんだよ‥」
「…隊長ったら・・・(かーわいい♪)」
「いいから、分かったらさっさと行け。食いっぱぐれるぞ」
「はーい♪じゃ、行ってきまーす!」
「・・・ちょっと待て、松本」
「はい?なんですかぁ?」
「これ、お前にやる。食後にでも食ってこい」
「あたしに!?隊長が物をくれるなんて珍しい!」
「・・・・・・・・・・・」
「あ、もしかして…ホワイトデーのお返し、ですか?」
「………返すのが礼儀、なんだろ…」
「隊長…!!(やっぱり可愛い!)」
「てめ!離れろ!!」
「ありがとうございます隊長♪一生ついていきます!」
「一生かよ‥大袈裟な奴だな‥。」
「では、行ってまいります!」
「あぁ。ちゃんと戻って来いよ」
「は〜い♪」
「・・・ったく‥」
満面の笑顔で大きく手を降りながら走って行く乱菊。
受け取った包みを、大切そうに胸に抱きしめながら‥。
(ふふ、真面目に仕事してたかいがあったわ♪)