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□キミとボクとは似た者同士?
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それを見つけた瞬間、二人とも唖然。
次の瞬間には、俺は怒りが、松本には……笑いが込み上げてきた。
「てめぇ…そんな処で何してやがる…」
「はっ!!ご主人様!その…安全な場所に隠れています!」
「…は?」
「ぷ…あはははははは!!あんた…あんた最高!!隊長可愛い〜!!」
「これは俺じゃねぇ!キングだ!!」
松本は堪えきれず涙ながらに笑い出した。
しかし我ながらこれは、少々らしくもない発言をしてしまったと思う。
こうなったらもう止まらない…。
「だって…じゃ、じゃあ『キング』、あんたそれ、本気で言ってるの?…ふふ、アハハ!」
「な‥何で笑ってるのですか?もちろん本気で…違った、本気ナノダ!!」
「ぷはははははは!!!もうダメ、隊長あたしお腹いたい〜!」
「てンめぇ…ヤ」
「日番谷隊長〜義骸見つかりましたぁ?乱菊さん何笑って……ってえぇ!!?」
「阿散井…」
俺達の様子が気になったのか近づいて来た阿散井は、その場の光景、つまりゴミバケツに入ったソイツ…の姿に当然ながら驚いている
「ちょ‥隊長っ!!?隊長何やって…て義骸か…。それにしたって…プッ…ギャハハハ!!」
何だその反応…まさか俺がゴミバケツの中に入る訳が無いだろう!
それ以前に誰も入らねぇよ……コイツを除いて…。
「乱菊さん、こりゃあ一体…」
「何でも、これで『安全なところに隠れ』てるつもりらしいわよ」
「何スかそれ!?安全って…ゴミバケツがァァ!!?」
尚も笑いながら話す二人。
「あたしだって知らないわよぉ!聞くなら隊長に聞いてちょうだい!!」
俺だって知るか馬鹿野郎。
「何でみんなそんなに笑ってるんだ?」
何でじゃねぇ、お前のその行動が全てオカシイんだよ。
さも意味が分からないって顔しやがって……
そいつが自分の姿をしているだけに、更に腹が立つ。
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