「…で、何でここに真白がいるの。鷹臣くんがいるの。何で真白と鷹臣くんがあんなことになってるの。」
お姉ちゃんがムスッとした表情で私達に尋ねた。久しぶりに会って最初に見たのがこんな不機嫌な顔とは。
あの後、なんとかその場を静めた私達はテーブルを挟んで座っていた。位置はお姉ちゃんと私が隣通し、その正面にあの男がいて、おもーい空気が漂っていた。
なんか気まずい。別に悪いことしてないのに私肩身せまっ!
しかしその男はそんな空気をものともせずにしゃべりだした。
「それより俺の質問に先に答えろ。なんで同じ顔のやつが2人いるんだ。」
『……』
まぁごもっともな質問で。Asymmetry?