私が目を冷ましたのはAM9:00。
早起きでは無いけど、寝坊ってほど寝坊でもない時間帯だ。
そして私はいつの間にか布団の上に寝かされていた。お姉ちゃんが、運んでくれたのかな。前に大人の男の人お姫さまだっこしてたの見たことがあるから私なんか楽勝だろう。
顔を洗ってリビングに向かうとそこには佐伯さ…いや、鷹臣さんがいた。お姉ちゃんの姿は見えない。
『鷹臣さんおはようございます。あの…お姉ちゃんは?』
「お、やっと起きたのか。アイツなら用事が出来たとか言って朝早くから出ていったぜ。」
『え、そうなんですか…』
何だ…今日はお姉ちゃんと一緒に買い物でも行こうと思ってたのに。夏に向けての服欲しかったのになー。
『急に暇になっちゃったなー。』
「ならうってつけの仕事があるぜ。」
『?また飯作れとかですか?』
「いいや、これから俺に着いてこい。」
『?』
「ついてくりゃあ分かる。」Asymmetry?