Asymmetry?
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番長との戦いも終わりしばらく平和な日々が続いていたある日の休日。
「ボンジュールイチゴラブさま。お久しぶりです☆お返事遅れて……」
『あ、その手紙まだ書いてたんだ。すごいね。』
お姉ちゃんは手紙を書いていた。
「うん!ここから書くのは初めてだけど…」
『そうなんだ…あれ?でもエリザベスってここ分かるの?鳩じゃん。』
「ジョセフィーヌね。たぶん分かると思う!」
なんたってジョセフィーヌは賢いからね〜と、またお姉ちゃんは手紙を書き出した。
賢いって言ったって鳩だよ…無理でしょ。
そうは思うものの楽しそうに手紙を書いているお姉ちゃんの邪魔をするのもあれなので黙っておく。
ちなみに私は今お昼の準備中。
今日のメニューは焼きそばだ。
「おー今日の昼飯は焼きそばか。」
『…』
突如後ろから聞こえた声に振り返るとそこには鷹臣さんが居た。
『鷹臣さん……』
「よ。」
『いや、よ、じゃなくて不法侵入ですよ。毎度のことながら。』
「俺の家は俺の家。お前の家は俺の家。」
『どこぞのガキ大将ですか。ってかそれ以上!』
「そんなことよりあいつ何やってんだ?」
『…説明するの難しいですね。行ってみるのが手っ取り早いかも。』
Asymmetry?