無双
□恋の手前から恋の自覚に置ける苦難の一ヶ月間
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四日
一回、とんでもない騒ぎを起こして。
復讐するなといわれてしまったことがある。
頭にくるという範疇から超えた怒りはすでにそういう問題ではなかったような気もする。
それでも喧嘩は耐えなくて、周りは飽き飽きしていた。
本当に飽き飽きしていたのは、周りか甘寧かは今でもわからない。
表で喧嘩を売れば買うが、裏では決して買うことなどなかった。
あくまで冷静な面を持ち合わせる。
俺がやはり気に食わないのだろう。
いや、きっとどんなに喧嘩を買おうが優しかろうが同じだったと思う。
少なからず、そのときの行為が甘寧を傷つけいたなら謝りたい。
しかし、謝ったら謝ったらで「は?」と言う具合になんのことみたいな顔されそうでいえないっつーの。
あるいは「気にしてねーよ」といわれても帰って気をつかっちまうきがする。
ある意味では甘寧の冷静さがそのときを俺をセーブしていたのかもね。
絶対、本人には言ってやらないけど。