†小説†

□死の宣告者
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今日も仕事をしなくちゃだめだ〜
あ、居た居たあの人かぁ〜
マンションに入るのイヤなんだよなぁ〜

窓から入る
もちろん窓をあけて

『こんにちわ』
「ひっ・・・!!!」
『えー、貴方はあと一週間したら死んじゃいます^^』
「は・・・??」
『だから一週間後に死にます』
「あ、あんた誰??」
『えーっと・・・まぁ簡単に言うと、死の宣告者・・・ですかね^^』
「いみわかんねぇーよ!!窓からいきなり入ってきて一週間後に死ぬとか!!!」
『はぁ・・・前に行った6歳くらいの男の子は聞きわけが良かったんですがね・・・』
「はぁ!?!?しらねぇーよ!!俺はしなねぇーんだよ!!!!出て行け!!!!!」
『はいはい^^前日にまた来ますから』

ガラガラーピシャンッ

『はぁ・・・まったく最近は子供のほうが賢いのかぁ??』

5日後

『こんにちわぁーwって居ない・・・』

ひと気が無い

どこかにいってんのかなぁ??
まぁいいや、待ってよ〜♪

がちゃっ

あ、帰ってきた・・・
楽しむ暇なかった・・・

「うわっっっ!!!なんで居んだよ!!」
『明日で死ぬので何かお願い事はないかと・・・^^』
「何が明日で死ぬだよ」
『んー・・・まだ信じてもらえませんか・・・??』
「あたりめぇーだろ・・・死にたくねぇーよ・・・」
『だいたい、皆さんそう言います・・・でもしょうがなくないですか??』
「ん??なにが??」

持っていたPCを開いて何かをしながら
話し出す・・・

『皆寿命があるじゃないですか。それが短いか長いかって事だけでしょ??
 死んだ後の事考えてくださいよ??
 死んだときのままの年なんですよ??
 あんまりにも長生きして、よぼよぼの状態で生まれ変わるまで待つんですよ??』
「そう考えると若いうちに死んだほうがいい・・・か・・・」
『そうです。見てください、これ』

PCを男の方にむける

「なんだこれ??」
『これは皆さんの寿命データです^^すごくないですか??これ』
「なんか・・・すごいな・・・」
『担当の人の書類などを何百、何千って言う数貰うんですけど
 それを自分でPCにデータとして整理しなくちゃいけないんです』
「じゃあこれ、お前がやったのか??」
『あったりまえですw』
「お前、ただの馬鹿じゃないんだな・・・」

PCをまた自分の方に向ける

・・・え、僕っていつもいつも馬鹿っぽいって言われるけど
なんで??なんでなの〜!?!?

『まぁ、そうですね〜あ、今日もどんどん少なくなってます!!
 何か望みはありませんか??』
「・・・・とくに、ねぇーな!!^^ろくな人生歩んでなかったし!!」
『・・・・・・・・本当に??』
「・・・い、妹に逢いに行きたいんだ・・・」
『妹さんがいるんですか??』
「あぁ、今は田舎の学校に行って教師をしてるんだ。
 でもなかなか逢えなくて・・・」
『いいですよ。妹さんに逢わせてあげましょう』

少しなみだ目になりながら男がみる

「い、いいのか??」
『えぇ^^もちろん!!PCを使って動くので少し時間がかかるかもしれませんよ〜??』
「あぁ、そんなことは大丈夫だ」
『では、行きますよ!!』

ビュワン!!!!
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