鈴鳴の縁側
またもう一度、君に会えたなら。
この偏屈で窮屈な世界に、あの鈴の音が響くなら。
いつか、そんな奇跡がもし起きたなら。
その時は君に名前をつけよう。
また会おうと言うより先に、言うべき言の葉が寂しげに震えて舞った。
―さよなら―
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