01/18の日記

20:11
天に咲く華は主を求める
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戯言×龍球転生トリップ

主人公闇口。

転生したら悟天の双子の姉になっていた名前は前世と同じ天華(テンカ)。

主人公の主は人類最悪のあの人。

時間軸はブウ戦後。


おk?

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わっちの存在理由はなんじゃろう?


わっちは“あの方”の奴隷じゃ。


わっちの世界はあの方が居て始めて成り立つ。


でも、この世界に





あの方は居ない。




美しき奴隷の哀しい言霊に、世界は震える。
その言霊に神の龍は奴隷を哀れに思い、世界と世界を混合させる。




「天華ちゃんどうしただ?」

「天華どうしたんだ?」


父の声も母の子も聞こえない。


「天華?」

「天華大丈夫??」


兄の声も片割れの弟の声も聞こえない。


聞こえるのは―――《主》の声のみ。


「久し振りだな。
 俺の愛しい天の華。」

居るはずのない主の声に天華は誰も見た事のない美しき表情(かお)をする。

天華は狐面の男に跪いて足に接吻をした。
後ろの方で家族が煩いが関係ない。

彼女の全ては《主》であって家族ではない。
ゆえに彼女はかつての主に再び忠誠を誓う。

『貴兄が乾きしときには我が血を与え、貴兄が飢えしときには我が肉を与え、貴兄の罪は我が贖い、貴兄の咎は我が償い、貴兄の業は我が背負い、貴兄の疫は我が請け負い、我が誉れの全てを貴兄に献上し、我が栄えの全てを貴兄に奉納し、防壁として貴兄と共に歩き、貴兄の喜びを共に喜び、貴兄の悲しみを共に悲しみ、斥候として貴兄と共に生き、貴兄の疲弊した折には全身でもってこれを支え、この手は貴兄の手となり得物を取り、この脚は貴兄の脚となり地を駆け、この目は貴兄の目となり敵を捉え、この全力をもって貴兄の情欲を満たし、この全霊をもって貴兄に奉仕し、貴兄のために名を捨て、貴兄のために誇りを捨て、貴兄のために理念を捨て、貴兄を愛し、貴兄を敬い、貴兄以外の何も感じず、貴兄以外の何にも捕らわれず、貴兄以外の何も望まず、貴兄以外の何も欲さず、貴兄の許しなくしては眠ることもなく貴兄の許しなくしては呼吸することもない、ただ一言、貴兄からの言葉にのみ理由を求める、そんな惨めで情けない、貴兄にとってまるで取るに足らない一介の下賤な奴隷になることを




―――――ここに誓います。』


奴隷が紡ぐは契約の言の葉。
聞く者すべてを魅了する甘美なる声で主に囁く。









『わっちの全ては西東の旦那、アンタのもんじゃ』


それは

奴隷のたった一つの存在理由。



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あとがき

きっとこの後孫家の皆さん+αは大混乱。

天華ちゃんは狐さんにずっとひっついてるといいなww
でも冷静に考えると狐さんロリコン疑惑のフラグが立ってしまった...

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