駄文〜ナルト〜
□触れていたい
4ページ/8ページ
「ハァ…。入って」
折れたのはオレの方。
まだオレには理性がある。
まだ大丈夫だ。
「何か飲む?何もないけど…」
「先生」
「ん?なぁに?」
オレは牛乳をコップに並々と注いだ。
「先生…彼女出来た?」
「…いない…けど」
「俺ね…昔みたいにガキじゃないんだってば。本気で好きな人も…いるし」
……。
何が言いたいの?
『本気で好きな人』?
言わないでよ。
言ってほしくない。
お前は誰の物なの?
改めて、自分の立場を思い知る。
オレは注ぎ終わったコップを力強く握った。