駄文2〜ｸﾞﾗﾋﾞonly〜
□It Is On My Side 1
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愁一Side
今日から、俺達はドラマの撮影に入る。
ある企画で、BADRACKの3人のイメージを変えるような真面目な恋愛ドラマを撮るそうだ。
三夜連続ドラマみたい。
「すいません〜、キャスト、スタッフの方は集まってください！」
監督に呼ばれ、関係者が集められる。
「え〜っとですね、昨日のニュースなんかで知ってる方もいると思うんですが…。新堂さんの相手役の戸川雅子さんが、急病の為、出演出来なくなりました」
周りが、一気にざわついた。
「それで、急遽、代役を古賀成美さんに引き受けて頂きました」
「!?」
古賀成美って…。
まさか。
「おい、愁一…古賀さんって…」
ヒロがオレに小声で言った。
オレは頷く。
そう、古賀成美は、本名…上杉成美。
由貴の奥さんだ。
最悪だ。
相手役って何だよ…。
「もうすぐ古賀さんが、到着されますから。それから、軽く今回のドラマの進行の仕方を話し合いましょう」
監督は淡々と話しを続ける中、オレは手の平に大量の汗をかいていた。