駄文2〜グラビonly〜
□It Is On My Side 2
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愁一Side
「じゃ、新堂さん。今日はリハーサルだから、上だけ脱ごうか?古賀さんどうされます?とりあえず、Tシャツでしますか?」
スタッフの問い掛けに、オレは戸惑いながら頷いた。
成美さんも了解したようだった。
オレはメイクを軽く済ますと、上半身を脱いで、成美さんの待つセットのベッドに向かった。
「緊張してる?」
「え、ハイ…まぁ」
「大丈夫よ。フリだけだから」
そう分かっていても緊張するもんだ。
「綺麗な身体ね〜。女の子みたい」
同じベッドに入ると、成美さんは笑いながら、オレの首に腕を回した。
「私を彼女だと思って触って…」
彼女って…いないんだよね。
実際、女の人とのsexって…したことないし。
由貴には抱かれてばかりだから。
ってこの人も…由貴に抱かれたんだろうな。
「はいっカッート!イイ感じでしたよ!新堂さん、本番もそんな感じで!」
緊張した。
けど、成美さんの肌は実に触り心地が良かった。
女の人って…いいなぁ。
由貴は…オレなんかの体で気持ちいいんだろうか?
「じゃぁ、愁一君、本番が楽しみだわ」
成美さんはニコッと笑うと、乱れた髪を整えた。
「よろしくお願いします」
「こちらこそ」
まさか、この本番で予期せぬ事態になるなんて…オレは全く考えいなかった。