駄文〜ナルト〜
□愛あればの嫉妬
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「せーんーせー!」
オレは懸命に叫んだ。
ねぇ先生、見てよ。
こっち見て。
「せんせ…」
どうして。
見てくれない?
せっかく、帰ってきたのにさ…。
久しぶりの再会なんだよ、先生。
「ナルト!」
「イルカ先生!!」
振り向けば、先生は先生でも、オレの望むカカシ先生じゃなかった。
「久しぶりだから、ラーメン奢ってやるよ」
「やりっー!!」
って、そんな気分じゃないよ。
「カカシさんには会ったんだろ?ナルトが自来也様と行った時は、ひどく心配してたみたいだぞ」
「え、カカシ先生が?」
嘘だ。
だって先生は、オレを無視してた。
「ナルトが木の葉に近付いているのだって、いち早く感じていたみたいだからな」
「……わりぃ、イルカ先生。ラーメン、またにしてくれってばよ」
オレは走った。
行き先は、カカシ先生の家。