駄文2〜グラビonly〜

□愁一の謎
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プルル…プルル…

『只今電話に出られません。ご用の方はピーっと言う発信音の後にどうぞ。ピー…あ、中野です。えっと…愁一が酔っ払っちゃって、迎えに来てもらえませんか?今、事務所なんでよろしくお願いします。じゃ…』

「……ハァ……何してんだアイツ」

由貴瑛里はキーボードを叩く指を止めて、時間を確認した。

「酔っ払うには早すぎだろ」

そう独り言を言うと、椅子から立ち上がった。







「どうでした?瑛里さん来てくださるんですか?」

順は酎ハイに口付けて、浩司を見た。
それに浩司は肩をすくめて見せる。

「どうします?アレ」

アレと指差した先は、デロデロに酔っ払った愁一がいた。

「由貴さんを信じるしかねぇだろ」

「無謀ですね」

「まぁな」

浩司は座り込むと、新しいタバコに火を点けた。

「ヒ〜ロ〜!!」

愁一がいきなり、浩司の背後に座っていた。

「びっビックリした!」

「お〜れ〜は、童貞じゃね〜!!」

「「なっ!?」」

「だ〜か〜ら〜!お〜れ〜は〜童貞じゃね!」



 
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