駄文2〜グラビonly〜
□小さな幸せ2
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「一里も好きな人が出来て、嫁に行っちゃうんだろうな〜。そしたら由貴はどうする?」
「ハァ?まだまだ先の話だろ?知るかよ」
由貴は眉間にシワを寄せて、嫌そうな顔をした。
「愁一」
「ん?」
「ありがとな」
由貴はオレを見ない。
相変わらず、一里を見たままだ。
「…何が?」
「………家族を作ってくれて。ありがと」
こんなことを由貴が言うなんて…夢だろうか?
「オレこそ、ありがとうな、由貴!」
オレがニシシッと笑うと、由貴も笑った。
「幸せだなぁ」
「ああ、幸せだ」
オレがいて、由貴がいて、一里がいて。
凄く幸せ。
本当にありがとう。
END...