駄文2〜グラビonly〜
□It Is On My Side 2
2ページ/7ページ
「あなた…」
俺は玄関先で振り返った。
ちょうど出て行こうとしていた時だった。
「今日は、帰ってくる?久々に、私の仕事がお休みだから、どこか外食にでも…」
俺はわざとらしく、腕時計を見ると、次に成美を見た。
「悪い、無理だ…。じゃぁ、いってきます」
「………いってらっしゃい」
俺は、そのまま家を出た。
バタンっ…
ドアが閉まれば、肩から力が抜ける。
成美が休みの時は、愁一も休み。
「会いたい」
会いたいんだ。
早くアイツの顔が、声が聞きたい。