駄文2〜グラビonly〜

□手にできるのは天才のみ
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「それを言っちゃ、ただのガキよ。樹把、あんたもガキね」

「何で?ストレートに言えば、手に入るんだぜ。実際、愁一だってさ……」

そう樹把が言うと、美香はハッとした顔した。

「そうだったわね。愁一クン、宣言してたんだったわね」

「…うん。『由貴は俺のもんだぁ』って。しかも、ライヴで!あいつは馬鹿だし、それこそガキだから、言えんだよ」

樹把は呆れたように笑った。
だって兄は、あんなに愛されて羨ましい限りだし、独り占めしたい癖に出来ない兄にもヤキモキしてしまう。

「フフッ…でもね、樹把…」

美香は同じように呆れて笑っていた。

「?」

「それが出来る愁一クンは、馬鹿やガキだからじゃなくて…『天才』だから出来るのよ…。そして、瑛里は…まさしくソレにハマッてしまったのよ」

樹把は姉の言う事が分からなかった。
けれど、それ以上は聞き出すことも出来なかった。
ただ、分かるのは…

「結局は、ラブラブってことじゃん!」



END...
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